巨人、初回の強攻策も実らず中日に完封負け

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◆JERA セ・リーグ 巨人0―2中日(11日・東京ドーム)巨人は11日、東京ドームで中日と対戦し、初回無死一塁の場面で2番・佐々木に強攻策を取る場面が見られた

近年では初回からのバントは少なくなっているため、その選択には新鮮さがあった

2回も無死一塁の場面でチームトップの打率を誇る岸田が打席に立ったが、バントは選ばれなかった

この場面については、相手投手メヒアが試合前まで勝ち星1つ、そして防御率5点台という厳しい成績だったため、打つチャンスと考えたのかもしれない

問題は4回の攻撃であった

メヒアに手こずり始めた巨人ベンチは、無死一塁で泉口に対してヒットエンドランのサインを出した

しかし、泉口は外のチェンジアップに空振りし、佐々木は盗塁を試みたが失敗

このプレーについて、指揮官は「ワンバウンドや顔付近に来た球なら仕方がないが、ボール気味の球はファウルで逃げるべきだ」と語り、選手の判断力に疑問を呈した

実際、昔の藤田元監督からは「ベンチのサイン通りにプレーできるのがいい選手」と教えられたという

先発の戸郷は悪いなりにも2失点で粘り、救援陣は完全投球を披露したものの、打線は終盤に見せ場を作ることができず、完封負けを喫した

評論家の村田真一氏は、「キャベッジ以外の選手はもっとチーム打撃を心がけないと、また手痛い星を落としてしまう」と警鐘を鳴らした

巨人の試合内容には様々な課題が浮き彫りになった。特に四回の攻撃ではサインを守れなかったことが致命的だった。選手たちには、状況判断の重要性を再認識してほしい。
キーワード解説

  • ヒットエンドランとは?:ヒットエンドランは、走者がスタートを切り、打者が打つという戦術で、成功すれば得点のチャンスを広げることができる。
  • 防御率とは?:防御率は、投手がどれだけ自責点を許したかを示す指標で、数字が低いほど良い投手とされる。

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