昨年の第106回大会で関東第一高校のエースとして活躍した坂井遼選手は、喜びと悔しさが交錯する中、新たなステージでの挑戦を語ります
決勝への道のりと初戦の印象
坂井選手は大会の決勝まで進出し、全国的に名を馳せましたが、最後は京都国際に敗れ、準優勝という結果に終わりました「確かに、決勝戦よりも初戦の方が記憶に残っている」と語る坂井選手
初めてのナイター試合で、選抜大会での雪辱を果たそうとした気迫が印象深かったといいます
忘れられない緊張感
野球を始めた小学5年生からずっと、甲子園でのプレーを夢見てきた坂井選手その舞台に立った瞬間、360度を囲む観客の熱気や天然芝の草の香りに圧倒されたと語っています
「全然地面に足がついていない感覚でした」と振り返る彼の表情には、憧れの舞台への思いが感じられます
リリーフとしての活躍
坂井選手は大会中、全5試合にリリーフとして登板し、18回3分の2を無失点で投げる快投を見せました自己の役割について、「先発ではなくリリーフをやりたい」と話す彼は、チームのために勝利の瞬間を共に味わうことが何よりの喜びだと語ります
タイブレークへの思い
決勝戦での延長十回タイブレークでの失点について、「タイブレークは好ましくない」と率直に語る坂井選手前年の東東京大会に続く結果に、複雑な心境を抱えていることが伺えます
坂井選手の話から、甲子園は単なる選手たちの夢の舞台であるだけでなく、彼らの成長とともにさまざまな感情を抱く場所であることが伝わってきます。高校野球は選手にとって一生の思い出であり、そこからどのようにプロとして羽ばたいていくかが重要です。
キーワード解説
- 甲子園とは?高校野球の全国大会で、日本における最も権威ある大会です。
- リリーフとは?試合の中で先発投手を交代して登板する投手のことを指し、特に試合終盤に出てくることが多いです。
- タイブレークとは?延長戦において、得点を競うためにあらかじめ定められたルールで行われる特別なルールを指します。

