広島の逆転攻勢に屈した大竹、マツダスタジアムでの連勝がストップ
◇セ・リーグ 阪神2―9広島(2025年8月12日 マツダ)広島のマツダスタジアムでの伝説的な連勝記録が、ついに崩れ去った先発の大竹は、自己最短となる4回0/3を投げ、同最多7失点を喫し、シーズン2敗目を喫した
交代を告げられた瞬間、彼の表情はうつむき、辛い気持ちが隠しきれなかった
試合は雨が降りしきる中で行われた
初回は3者凡退でスタートした大竹だったが、2回には2アウトから一、三塁のピンチを迎えるも、石原を空振り三振に仕留めて切り抜けた
直後には、味方からの2点の援護を得るも、3回に大きな試練が待ち受けていた
3回の表、中村奨の中前打が足がかりとなり、2死一、二塁のピンチ
末包に適時打を浴びて先制を許し、さらにモンテロに左越えの逆転3ランを叩き込まれた
この一撃は、マツダスタジアムでの彼の初被弾となった
大竹は「すごく気持ちよくスイングされていた」と悔しさを滲ませた
この後も、大竹は4回を3者凡退に抑え、一時的に立て直したかと思われたが、5回は更なるピンチが押し寄せる
再度中村奨に右前打を浴び、無死一、二塁の状況から小園に適時打を許すと、続く末包にも左中間への2点二塁打を浴びてしまった
スコアは2-7、無死二塁の状況で、降板を余儀なくされた
試合前の時点で、今季広島戦は4戦4勝を記録していた大竹だが、マツダスタジアムでの登板では前回の7月9日まで9連勝という好調ぶりを誇っていた
しかし、今回は11試合目にしてついに初黒星を記録し、その記録は崩れた
大竹は「相手も僕が勝っている分だけ悔しい思いをしている
今回、悔しい思いをしたので、次は勝てるように準備をする」と次回登板に向けて意気込みを語った
悔しさを糧に、再び“鯉キラー”としての姿を取り戻せるだろうか
今回の試合で大竹は自身の連勝記録を守れず、悔しい思いを抱えることとなりました。特に大竹にとっては優勝争いだけでなく、自身の成績にとっても重要な試合であったため、次回の登板に向けた気合も見せています。広島相手にこれほどの苦戦を強いられたので、今後の修正と頑張りに期待が寄せられます。
キーワード解説
- 大竹とは? 昨シーズンから阪神の先発投手として活躍し、広島戦での好成績で“鯉キラー”と呼ばれるピッチャーのこと。
- モンテロとは? 広島に所属する外国人選手で、力強い打撃が持ち味。逆転3ランを放った際には反響を呼んだ。
- マツダスタジアムとは? 広島東洋カープの本拠地で、ファンに愛されるスタジアムとして知られている。

