クライマックスシリーズ(CS)進出を目指すチームは、同じくCS圏内にいる3位のオリックスと4ゲーム差の位置にいる
残り42試合で、楽天は21年以来となる4年ぶりの進出を果たすことができるのだろうか
後半戦に向けたキーマンとして三木監督は「バッテリー」を挙げた
先発投手の復活が必要不可欠な状況にあり、特に若手エースの早川と荘司に期待がかかる
早川選手の状況
早川選手は20年のドラフト1位選手であり、昨シーズンには自己最多の11勝を挙げたエースであるしかし、今季は直球に精彩を欠く場面が多く、現在の成績は2勝7敗、防御率3.68と振るわない
特に、7月4日の日本ハム戦以降は1軍のマウンドから遠ざかっている
荘司選手の期待
一方、22年のドラフト1位選手である荘司選手は、昨年9月に右肘のクリーニング手術を受け、その影響もあり今季の1軍登板はわずか5試合にとどまっているしかし、オールスター明けの2度の先発は勝ち星には恵まれなかったが、その力強い投球からは復活への手応えが感じられた
監督の期待
三木監督は早川選手に対して「エースとして威張るのではなく、風格と自覚を磨いてほしい」と語り、荘司選手には「成長期にあるので、日々努力し良いピッチャーになることが大切だ」と期待を寄せたベテラン選手への期待
楽天には40歳の岸選手をはじめ、35歳の鈴木大選手や34歳の浅村選手といったベテランも在籍している監督は彼らがチームを支える役割を果たすことを期待しつつ、「若手選手は自分自身の成長に焦点を当て、努力することがチームに貢献する」と強調した
若手選手の台頭
また、野手では1番打者として定着した中島選手や、中軸を任される黒川選手、足を生かしたプレーが光る武藤選手といった「ゼロイチ(01年度生まれ)世代」が徐々に台頭してきている残りの試合で早川選手と荘司選手には意地を見せてほしいと、多くのファンが期待している
楽天が今後の試合でクライマックスシリーズ進出を目指す中、若手投手の復活が大きな鍵を握っている。監督やベテラン選手たちの期待が高まる中、果たして若きエースたちはその期待に応えることができるのだろうか。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:プロ野球のポストシーズンに行われる試合で、各リーグの上位チームが日本シリーズ進出をかけて戦う形式です。
- エースとは?:チームの中で最も優れた先発投手を指し、特に重要な試合で登板する役割を持ちます。
- クリーニング手術とは?:関節や腱の損傷を修復するための手術で、特に野球選手に多い右肘の手術は、その後のパフォーマンスにも影響を与えることが多いです。

