期待の高卒ルーキー田内真翔、プロの厳しさに挑む

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 JERA クライマックスシリーズ進出をかけて日々熱戦が繰り広げられる中、横浜DeNAベイスターズの2軍の拠点「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」では若手選手が1軍での活躍を夢見て研鑽を積んでいる

第2回は期待の高卒ルーキー田内真翔に話を訊いた

(取材・文:石塚隆)【取材日:8月7日】

プロ野球選手として過ごす日々

 将来を嘱望される“右の内野手”である高卒1年目の田内真翔は、まだあどけなさを残す表情で、プロ野球選手としての日々について、どこかはにかむように言った

「プロの自覚というより、野球ができるのが楽しくて、1日が終わっていく感じなんです

高校時代も野球漬けではあったのですが、やっぱり学生である以上、勉強もやらなければいけない

今はその勉強というのが頭から消えて、野球だけに集中できる環境なんで、すごくやりがいを感じています」と田内は語った

厳しいプロの扉を目指して

 田内真翔は、2007年生まれ、広島県福山市出身で、おかやま山陽高時代には2年生の夏に甲子園に出場

シュアなバッティングでベスト8進出に貢献し、昨年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから5位指名を受けた

彼はプロでは高卒ナンバーワン内野手と評価されており、野球に対する情熱が溢れている

ここまでのイースタン・リーグの成績は、61試合出場で打率.225と、まだ課題も多いが、少しずつ成長を見せている

「そこが課題になっています」「全然違うなって」

 田内は自らの課題について、「真っすぐには苦戦していないが、変化球には苦戦している」と素直に認めた

「プロのボールは質が全く違うので空振りをしてしまうことが多い

経験も重要ですが、スイングスピードを高めて土台をしっかり作らなければならない」と語る

夏の練習では柳田殖生野手コーチの指導のもと、基本をしっかりと積み重ねている様子が見受けられる

今後の展望

 田内は守備に関しても成長を遂げたい考えを明かし、「守備に課題が多いので、今は守備7・打撃3の気持ちで練習しています」と目を輝かせる

今後の成長が期待される若手選手の一人である

今後また、一軍での活躍を目指す彼の動向に注目が集まる

田内真翔選手のインタビューを通じて、彼が野球に対してどれだけの情熱を持っているかが伝わってきます。プロに入ることは非常に難しいことですが、田内選手はその中で自分を奮い立たせ、日々の練習に取り組んでいるようです。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • 高卒ルーキーとは?若い選手で高校卒業後すぐにプロに入った選手のことで、特に野球界では経験不足のため厳しい環境に直面しながらも成長が期待される。
  • イースタン・リーグとは?日本のプロ野球の2軍リーグで、育成段階の選手が試合で実践経験を積むための舞台となる。
  • 守備とは?野球で相手チームの攻撃を防ぐプレーのこと。投手や野手が連携して行う重要な役割で、試合の勝敗に大きく影響を与える。

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