阪神・石井、連続無失点記録を更新し歴代3位に躍進

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◇セ・リーグ 阪神3―1ヤクルト(2025年8月22日 神宮) 阪神タイガースのリリーバー石井が、8月22日のヤクルト戦で見事な投球を披露し、連続無失点のプロ野球記録を42試合に更新した

試合後のインタビューでは、試合中の圧力やミスを振り返り、「あのミス(失策と暴投)は話にならない」と自らを厳しく評価

この試合では、石井が1イニングを投げ無失点で抑えたものの、内容は決して楽なものではなかった

リリーバーの役割は、試合の終盤に登板し、自チームがリードしている状況で無失点に抑えることだ

そのため、どんなピンチでも踏ん張る精神力が求められる

この試合でも石井は、1死から岩田のセーフティーバントを処理する際に焦り、一塁へ悪送球してしまう

これにより走者を出してしまったが、ピンチをしっかり乗り越えた

さらに、石井はその後も代打・宮本の右飛を処理し、続く増田には初球暴投を許しながらも四球を与える展開となった

阪神ファンはまさにハラハラの瞬間を迎えたが、最終的には代打・長岡の強烈な打球も一塁手・大山がしっかりと処理し、無失点で抑えることに成功

試合後、石井は膝に手をつき安堵の表情を浮かべた

この結果、石井は自らの記録を伸ばし、連続イニング無失点も41回に到達した

これは阪神の歴代投手の中で、06年の藤川球児や62年の小山正明、69年の江夏豊に次ぐ記録

連続イニング無失点のプロ野球全体の記録は、58年の金田正一による64回1/3となっている

石井は偉大な先人たちが持つ記録に興味を示していないようで、「別に考えてないです」と冷静な姿勢を崩していない

独走する首位チームをけん引する28歳のリリーバーは、これからもチームのために腕を振り続ける意欲を見せている

阪神の石井投手は、試合中のピンチにも冷静に対応し、連続無失点記録を伸ばすことに成功しました。このようなプレッシャーの中で結果を出すのは非常に難しいことですが、彼は自身の役割を冷静に理解しているようです。今後の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • リリーバーとは? 試合の終盤に登板し、相手チームの得点を防ぐ役割を持つ投手のことです。
  • 無失点とは? 投球中に相手チームに一切得点を許さないことを指します。
  • 暴投とは? キャッチャーに投げるボールが逸れて走者を進めてしまうことを意味します。
  • セーフティーバントとは? 野手にアウトにされるリスクを減らしつつ、走者を進めるためのバントのことです。

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