オリックス・九里が7回1失点で9勝目、2桁勝利に王手

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◇パ・リーグ オリックス8-1西武(2025年8月29日 ベルーナD) 真夏の熱気こもる敵地・ベルーナドームで、オリックス・九里の気迫はこの日も全開だった

九里は7回を投げて7安打1失点という圧巻の投球を見せ、今季9勝目を挙げた

彼の122球の熱投により、広島時代以来4年ぶりの2桁勝利に王手をかけた

試合後、九里は「試合途中に水本ヘッドコーチに“ヒットを打たれてもそういう投手なんだから粘り強く投げていけ”と言ってもらって、変に考えすぎず一人一人と勝負できた」と語り、その思いを振り返った

九里の最速は145キロであったが、彼の強みは多彩な変化球にあった

これにより相手打線を幻惑し、先発としての役割を全うした

また、西武戦では今季4戦で計25回2/3を投じて防御率1・75という驚異的な成績を記録した

広島時代を含めた通算成績では、西武戦6試合で3勝無敗という「キラー」ぶりを発揮している

オリックスの先発陣は宮城や曽谷、田嶋が登録を抹消される厳しい状況の中、九里は唯一開幕から抹消されることなくフル稼働を続け、この日で昨季の131回2/3を超える138回1/3に到達した

九里は「僕的には、まだそこまで(身体面の変化を)感じていない

いけるところまで突っ走れるように」と意気込みを見せた

さらに、3年目の右腕・才木には、投球時に体が開きがちになる悪癖を改善すべく、トレーニング法を伝授

若手投手陣を言葉と姿勢の両方でけん引し、チーム全体の士気を高めている

4位・楽天とのゲーム差は5に拡大する中、9月1日に34歳を迎える九里は、33歳ラストの登板で存在価値を改めて示した

オリックスの九里選手がこの日素晴らしいパフォーマンスを見せたことは、チーム全体にとって大きな励みとなったのではないでしょうか。特に、彼が多彩な変化球を使いこなす姿は、将来を担う若手選手にとって素晴らしいお手本となります。また、先発陣が厳しい状況にある中で九里の存在が非常に重要になってきていることも感じられます。
キーワード解説

  • 九里とは?:九里はオリックス・バファローズの投手で、広島東洋カープから移籍した選手です。彼の投球スタイルは、変化球を駆使して打者を打ち取ることに特長があります。
  • ブルペンデーとは?:ブルペンデーは、先発投手が不在の際に、リリーフ投手を起用して試合を進める日を指します。この戦術は、投手陣を守るために重要な役割を果たします。
  • 防御率とは?:防御率は、投手が1試合あたりに与える自責点の平均を示す指標です。数値が低いほど、投手のパフォーマンスが良いとされます。

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