ヤクルト高津監督が来季契約を結ばず、チーム改革へ

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<ヤクルト7-4広島>◇31日◇神宮 東京ヤクルトスワローズが高津臣吾監督(56)との契約を更新しないことが8月31日に発表され、来季から新体制に移行する方針を固めた

31日の試合でヤクルトは広島に勝利したものの、首位の阪神が勝利したため、3年連続でリーグ優勝の道が断たれた

高津監督は2021年にチームをリーグ優勝と日本一に導いた

しかし、2022年以降は成績が振るわず、今季は43勝66敗6分けで最下位に低迷している

この状況を受けて球団は新監督を選任する方針を固め、再建への一歩を踏み出すことになった

高津監督の就任6年間には、リーグ優勝2回と日本一を達成した成果がある一方で、最近2年間は5位に沈んでいる

去年は開幕前に「もう1回、頂点に立ちたい」と意気込みを見せていたが、主力選手の離脱や打線の不調が影響し、苦しいシーズンとなった

特に今季は、主力の離脱が相次ぎ、リーグ記録となる14試合連続2得点以下の不振が続いた

さらに、村上選手や長岡選手が戻ったのも遅れ、チーム全体の士気が低下していた

球団幹部は「リーグ優勝ができなかったら、新生スワローズになるでしょう」と述べ、この体制変更の意義を強調している

新しい指揮官には球団OBを基本に選任が鍵となっており、さらに村上選手もポスティングシステムでのメジャー移籍の可能性があるため、チーム再建が急務とされる

高津監督のこれまでの功績は評価されるものの、新たなチーム作りに向けた挑戦が始まろうとしている

◆高津臣吾(たかつ・しんご) 1968年広島県生まれ

広島工業高校から亜大を経て、1990年ドラフト3位でヤクルトに入団

近年では日本プロ野球で歴代2位の286セーブを達成

14年に投手コーチとして復帰し、20年から監督を務め、21年には20年ぶりに日本一に導いた

現在の年俸は1億円

高津監督の退任は、厳しいシーズンを経ての決断であり、球団が新たな体制を構築する必要があることを証明しています。リーグ優勝を成し遂げた実績もありますが、近年の低迷が続いたことで改革が求められたのは致し方ないところです。
キーワード解説

  • ジャイアンツとは?日本のプロ野球チームで、東京を本拠地としている。
  • ポスティングシステムとは?海外のチームに選手を移籍させるための制度で、選手の希望と球団の合意のもとで行われる。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?日本のプロ野球で開催されるプレーオフのこと。
  • 監督とは?チームの指導者のことを指し、選手の起用や戦略を決定する。

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