この試合では、味方の打撃陣からの支援が得られず、今季9敗目(7勝)を喫しました
試合が進む中、松葉は「自分の投球内容に関しては、正直どうでもいい
チームが勝てなかった
それだけです」と語り、強い悔しさを滲ませました
年齢35歳の松葉にとって、個人のパフォーマンスよりもチームの勝利が最優先であることは、まさにプロの意識を表しています
松葉は8月17日のDeNA戦以来、2週間ぶりの一軍マウンドとなりましたが、初回には制球に苦しみ、先頭打者の蝦名選手に二塁打を許し、その後も2四球で無死満塁の状況を招きます
このピンチで、4番のオースティン選手に遊ゴロ併殺打を打たれ、1点を失いました
しかし、翌2回には無失点に抑えるものの、再度無死二、三塁のピンチを迎えます
松葉は低めに球を集めることが得意な左腕ですが、その持ち味は影を潜めていました
それでも彼は、攻める姿勢を持って投げ続け、3回以降は相手打線から安打を許さなくなります
この試合で松葉は6イニングを投げて3安打1失点の好投を見せましたが、結局チームは勝てなかったため、個々の努力が報われない結果となりました
開幕から投げ続けてきた松葉は、前半戦では主戦級の働きをし、今季の投球回は136⅔イニングに達しました
これは彼自身のキャリアハイを更新するもので、初の規定投球回達成も視野に入っています
ただし、松葉自身は「シーズントータルで考えれば、できすぎ」と冷静に振り返り、ここから先は個人の成績よりチームの勝利を第一に考えたいと意気込みを示しました
後半戦は、これまで5試合すべてが負け試合となっており、今後は勝利をもたらす投球について思考を巡らせています
松葉投手の頑張りは素晴らしいが、チームとしての勝利に結びつかなかったのが悔しい。彼のような選手がいても、打線が点を取れないと試合に勝てない。今後の試合で彼の努力が実を結ぶことを願いたい。
キーワード解説
- 松葉貴大とは?中日ドラゴンズの投手で、プロ13年目の左腕としてチームの中心的存在。
- 規定投球回とは?プロ野球において、一定数のイニングを投げた投手の成績が正式に評価される基準。
- 制球とは?投手が投げる球の位置をコントロールする技術のことで、適切な場所に投げることが求められる。

