1980年代にプロ野球界を活気づけた彼は、現役時代の栄光を背負いながらも、今は大きな病と戦っている
昨年7月、東京ドームで行われた巨人と阪神のOB戦に、クロマティは車いす姿で登場し、多くのファンの注目を集めた
彼は1984年に巨人に加入し、日本プロ野球界で5年連続打率3割を達成、その後1989年には.378という高打率で首位打者にも輝いている
引退以後も巨人のアドバイザーとして貢献してきた
病の発症と診断
クロマティは、健康状態についてあまり語ることがなかったが、昨年末の自身のユーチューブチャンネルで「脊柱管狭窄症」の治療に努めていると明かし、ファンを驚かせた彼の病は4年前から始まった
「2021年のクリスマスに、フロリダで脚に力が入らなくなった」と語る彼は、日々症状が悪化していったという
特に、膀胱の感覚を失い、トイレに行きたいという感覚さえもわからなかったと述べている
ギランバレー症候群とは?
医師に診断され、ギランバレー症候群との結果が出たこれは、主に感染症を原因とする神経障害で、免疫システムが自らの神経を攻撃することで発症する病である
クロマティは新型コロナウイルスに罹った後にこの病に冒された可能性があると推測している
脊柱管狭窄症との闘い
ギランバレー症候群の治療中に、医師から脊柱管狭窄症の診断も受けた脊柱管狭窄症とは、脊髄を通る管が狭くなる病気で、中高年に多く見られる
この病気は、神経を圧迫するため、痛みやしびれを引き起こすことがある
彼の症状は、ギランバレー症候群は短期間で回復したものの、脊柱管狭窄症は今も続いている
クロマティ選手の闘病の日々は、彼のキャリアの中で直面した様々な出来事の中でも特に試練の一つである。彼のような人気選手が健康上の問題を抱えていることは、多くのファンにとって痛みを伴うニュースだ。彼がどのようにこの困難を乗り越えていくのか、その姿を見守りたい。
キーワード解説
- ギランバレー症候群とは?主に感染症が原因で罹患する神経障害で、免疫が神経を攻撃します。
- 脊柱管狭窄症とは?脊髄を通る管が狭くなる病気で、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。

