これによりCS（クライマックスシリーズ）進出を目指す広島は、直接対決の結果として1勝2敗の負け越しとなり、両チームのゲーム差は2に拡大しました
試合は、降雨による40分以上の中断が2度発生するなど、厳しいコンディション下で行われました
先発投手の高太一（22）は、1度目の中断後の3回に桑原に先制打を許し、これが決勝点となってしまいました
新井貴浩監督（48）は試合後、「相手も同じ条件でやっているので」と語り、敗因について言い訳はしませんでした
広島は残り21試合でのCS逆転進出に向けて希望を持っている一方、来季に向けた体制作りも同時に進行中です
この日の試合までに、エリック・シュールストロム氏（56）、ブラッド・エルドレッド氏（45）、スコット・マクレーン氏（53）の駐米スカウトが来日し、次期外国人選手の選定について議論を交わしました
注目すべきは、今季新たに加入したサンドロ・ファビアン外野手（27）とエリウレス・モンテロ内野手（27）が順調にチームに適応していることです
ファビアンは打率2割7分6厘でリーグ7位、15本塁打、57打点を記録しており、モンテロも打率2割6分5厘、9本塁打、39打点と期待に応えています
この二人の成績は、広島の攻撃力向上に大きく寄与しており、来季でも彼らが中心となる可能性が高いと見られています
また、2027年から導入される見通しの指名打者制（DH）を見越して、もう1人の助っ人野手獲得の可能性も浮上しています
指名打者制は、投手が打席に立たず攻撃的なオーダーを組むことができるため、打撃に特化した選手の獲得が期待されています
球団関係者は「本拠地のマツダスタジアムにおいては一定の守備力と走力が必要ですが、今後は打撃力を重視した選手もリストに加えていく」と説明しました
現在、広島のチーム打率は2割4分5厘で、阪神や巨人と並びリーグで1位タイを記録しており、総得点は2位の402得点を誇ります
昨シーズンの貧打に比べ、ファビアンやモンテロの貢献により、数値的にも向上が見られる中、来季のルックスには期待がかかります
広島がCS進出に向けて逆転の可能性を残している一方、来季に向けての外国人選手編成も着実に進められていることが明らかになりました。特にベテラン選手の意見を反映させながら、新たな戦力を獲得する姿勢は、チームの未来を考えた重要なステップです。加えて、ファビアンやモンテロの成績が様々な楽しみを提供していることも注目されます。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ（CS）とは？
- 指定打者制（DH）とは？
- エリウレス・モンテロとは？
- サンドロ・ファビアンとは？
- 駐米スカウトとは？
