DeNA・颯、試練のマウンドで見せた成長と課題

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6日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-ヤクルト』の解説を務めた大矢明彦氏が、DeNAの若手投手・颯について言及した

颯はこの試合で0-1の6回、一死一、二塁の場面に登板し、先発投手・竹田祐からマウンドを引き継いだ

颯はまず、外国人選手のオスナを見事に空振り三振に抑えるが、その後、続く山田哲人に四球を与え、満塁の危険な状況を招いてしまった

この場面で古賀優大に対して投じた球は、外角の変化球であったが、1ボール1ストライクのカウントでライト前に2点適時打を許してしまった

大矢氏は、「颯のシンカーが真ん中から少しアウトコース寄りに行ってしまった

この球が低かったため、古賀は右方向へついていった

いわゆるコントロールミスだ」と、その投球の問題点を指摘した

さらに、大矢氏は、「このような試合の重要な局面で投げるピッチャーには度胸が必要だ

インサイドに投げることができていれば、ショートゴロで終わる場面だった

右バッターを打ち取るにはシンカーやシュートが有効な球種なので、投げ間違えたら致命的だ」と分析した

若き投手の颯にとって、この試合は試練であったが、今後の成長への重要な足がかりとなるだろう

今回の試合で颯は厳しい状況下での登板経験を積みました。ピッチャーとして重要な局面での投球は、今後の成長に繋がるはずです。大矢氏の指摘の通り、コントロールを磨くことが今後の課題です。
キーワード解説

  • シンカーとは?:シンカーは、野球において左右の選手を打ち取るために投げられる変化球の一種で、投げ方によってボールが沈むように見える。
  • コントロールミスとは?:ボールを思った場所に投げられないことを指し、特にピッチャーにとって大きな課題である。
  • 度胸とは?:大きなプレッシャーのかかる場面で、自信を持って行動することや、恐れずに挑戦する態度を指す。

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