巨人・阿部監督、今季の新戦力に期待を寄せる

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 新たなお宝発掘となるか――

セ・リーグでは、阪神が今季優勝を決定し、2位の巨人はクライマックスシリーズ(CS)出場を目指し、残りのシーズンで上位死守に向けた戦いを繰り広げている

昨季の王者である巨人は、阪神に17ゲームもの差をつけられたが、逆襲の機会は残されている

 阿部慎之助監督(46)は、「短期決戦になったら流れは変わるはず

何とかいい流れを持ってこられるように、シーズンの反省をして短期決戦に臨めれば」と意気込みを語り、チームの奮起を促している

 ポストシーズンでの巻き返しに向けて、チーム内では今後のストーブリーグへの関心も高まっている

関係者の一人は、「この時期には、来季を見据えたチーム編成を考えなければならない

その中でも重要なのは、今オフにどのような『掘り出し物』を見つけ出せるかという点だ」と新戦力獲得の必要性を強調した

 今シーズンは厳しい戦いが続いたが、新加入選手たちがチームの鍵となった

前述の関係者は、「今年はDeNAから石川達也を、日本ハムから田中瑛斗を獲得したが、予想以上の活躍を見せている

他球団からはノーマークだった選手であり、彼らがいなければ2位に留まることすら難しかっただろう」と語った

 実際、昨オフに戦力外となった石川は38試合に登板し、防御率1.62を記録

一方、現役ドラフトで加入した田中瑛も54試合に登板し、防御率2.06、31ホールドを達成している

両選手はまさにダークホースと言える存在だ

 別の球界関係者は、「石川も田中瑛も、阿部監督が二軍監督時代から注目していた選手

他球団にも隠れた逸材は多く存在するはずなので、今後どんな選手を見つけるのか楽しみだ」と新たな補強戦略に注目している

 昨オフには、甲斐やマルティネスといった目玉選手の補強が注目を集めた一方で、こういった「宝探し」も注目される要素となりそうだ

今回の巨人の戦いは、阿部監督が選手をどう活かすのかがポイントになりそうです。今季の新戦力の存在も大きいですが、来シーズンに向けての選手獲得も注目です。今後、どんな選手がチームに加わるのか非常に楽しみです。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?ポストシーズンにおいて、リーグの上位チームがトーナメント方式で優勝を争う大会を指します。
  • ストーブリーグとは?プロ野球のオフシーズンに入ると、選手の移籍や新たな補強が話題になる期間のことを指します。
  • 防御率とは?投手が与えた失点を基に、どのくらいの得点を許したかを示す指標で、低ければ低いほど良いとされます。
  • ホールドとは?リリーフ投手が試合をリードした状態で、3人の打者を抑えた場合に記録される指標で、チームの勝利に貢献したことを意味します。

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