九回1死二、三塁という緊迫した場面で、代打に起用された巨人の遊撃手、坂本勇人が見事なサヨナラ2点適時打を放ち、試合を逆転しました
「何とか事を起こしたいなと思っていた」と坂本は笑顔で振り返りました
試合は巨人が4点を追う7回、岡本の2点二塁打やリチャードの右前適時打によって、1点差まで詰め寄りました
9回には中山の四球、リチャードの内野安打、そしてルーキーの浦田がプロ入り初の犠打を決め、坂本にチャンスをつなぎました
この勝利は、チーム全体の粘り強い姿勢の成果といえるでしょう
試合後、阿部監督は坂本のサヨナラ打を絶賛し、「ああやって打てるのは大したもん」とその実力を評価しました
また、「みんなが気持ち一つになったので勝てたと思います」と、仲間の連携の重要性を強調しました
今季の阪神戦は8勝17敗で終了しましたが、「CS（クライマックスシリーズ）でやり返すチャンスをつかむために、最後まで僕ら必死にやるしかない」と今後に意欲を燃やしました
今回の試合は、巨人の選手たちの逆境を乗り越える不屈の姿勢が際立った印象を与えました。特に坂本選手のサヨナラ打は、試合の流れを一変させる素晴らしい瞬間でした。これからのプレーオフに向けて、チーム全体が団結して戦う姿勢を見せている点も好感が持てます。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？：試合の終わりに逆転する得点を挙げる打撃のことで、特に緊張感のある場面でのヒーローとなることが多い。
- 代打とは？：先発メンバーに代わってバッターボックスに立つ選手のこと。得点のチャンスを最大限に生かすために起用される。
- プロ入り初の犠打とは？：選手がプロとして初めて成功させた犠牲バントのことで、チームの戦略的なプレーとして非常に重要な意味を持つ。
