オリックス・西野真弘が先制2ランでチームに活気をもたらす

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(パ・リーグ、オリックス-ロッテ、23回戦、16日、京セラ)オリックスのベテラン内野手、西野真弘選手(35)が、試合の流れを一変させる先制ホームランを放った

二回無死一塁の場面で先発・木村選手の直球を完璧に捉え、右翼席に飛ばしたこの一打は、シーズンキャリアハイとなる7号2ランホームランとなった

西野選手は自身のホームランがスタンドまで届くかどうかわからなかったと振り返り、「なんとか『行ってくれ』と思いながら走っていました」と語った

このホームランはチームに大きな勢いをもたらし、続けて1死一、三塁の好機を作り、D1位の麦谷選手が犠飛を放って追加点を挙げた

さらには、四回にも先頭バッターとして中前打を放ち、試合の進行をさらに優位にした

五回には1死二塁のチャンスでまたもや中前へ適時打を放ち、これで3打席連続で快音を響かせ、猛打賞を記録した

西野選手は、昨オフにフリーエージェント権を行使せずにオリックスに残留し、11年目の今季は2年契約を結んで迎えた

チームの野手最年長である彼は、春先の不調を乗り越え、6月以降は打率3割台を維持している

特に今月は8試合に出場し、打率・360(25打数9安打)、8打点と驚異的な安定感を見せている

身長167センチと小柄ながら、長打率・444という数字は彼の強力な打撃を裏付けている

チームは15日のソフトバンク戦で3連敗を喫し、優勝の可能性が消滅したが、Aクラス維持とクライマックスシリーズ(CS)進出を新たな目標にし、西野選手は経験を生かしてチームの雰囲気を変える役割を担った

「雰囲気をもっとよくできるように、年長の選手が頑張らないといけない」と以前に語った通り、その活躍でチームを引っ張った

西野選手の活躍は、オリックスにとって非常に大きな意味を持つ。高い打率だけでなく、重要な場面での一発はチーム全体の士気を大きく高める。今年のクライマックスシリーズ進出を目指す中で、彼の経験と技術はチームにとって不可欠である。
キーワード解説

  • 先制弾とは?試合の初期に得点を挙げることによって、チームの雰囲気を良くし、試合の流れを変える重要な役割を果たします。
  • フリーエージェント権とは?選手が契約期間の終了後、他のチームと契約する権利のことを指し、選手が移籍先を自由に選ぶことができます。
  • 打率とは?選手が打席に立った回数に対して、何本ヒットを打ったかを表す指標で、選手の打撃成績を示す重要な数値です。

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