この試合で、阪神の3番手投手である及川雅貴が重要な役割を果たしました
及川は、6回に2点リードの状態で2死満塁という緊迫した場面でマウンドに上がり、代打の秋山を見逃し三振に仕留めました
これにより、及川の連続ホールドが15試合に達し、セ・リーグ歴代2位の記録となりました
及川のピッチングスタイル
及川はスライダー、カットボール、ストレートを駆使し、打者を打たせることなく抑える技術を持っていますホールドとは、試合の流れを効果的に維持し、リリーフ投手が失点しないことでチームに勝利をもたらす数値です
及川のホールドポイントは49(6勝43ホールド)に伸び、リーグ1位の巨人・大勢に1差まで迫ってきました
緊迫した状況での活躍
試合後、及川は「開き直ってバッターの反応を見ながらしっかり投げ分けられて良かった」とコメントし、坂本誠志郎捕手との信頼関係の重要性も強調しましたこの試合を受けて、阪神の投手陣における優勝決定後の負担がかかる期間にも関わらず、及川がその責任感を持って臨んでいることがわかります
過去の記録との比較
連続ホールドのリーグ記録は、2005年に藤川球児が達成した17試合です及川は、藤川が持つ球団記録にあと2試合で並ぶことができるというチャンスにいます
このまま好調を維持できれば、今季の最優秀中継ぎのタイトル獲得も現実味を帯びてきました
投手陣の変化
阪神は、優勝決定後に岩崎と石井がリフレッシュ目的で出場選手登録を外れたため、及川にはさらに多くの重圧がかかる状況ですしかし、及川はそのプレッシャーを楽しんでいるかのように思えます
さらに、阪神は広島戦のシーズン防御率を1.70にまで引き下げ、1957年の1.74を68年ぶりに更新しました
この数字は、チーム全体の投手力が大きく向上している証です
及川選手は厳しい状況での連続ホールド記録を更新し続けています。特に重要な場面で投げられることは、彼の成長の証であり、チームにとっても非常に心強い要素です。これからの試合でも、彼の活躍に注目が集まります。
キーワード解説
- ホールドとは?試合の流れを維持し、リリーフ投手が失点しなければ記録される数値です。
- スライダーとは?ボールが横に曲がる変化球で、打者のタイミングを外すために使われます。
- カットボールとは?ストレートよりもわずかに曲がる球で、打者のミスを誘う投球法です。

