中日・中田翔が現役引退試合で感謝の意を表明

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 今季限りで現役を引退することを表明している中日ドラゴンズの中田翔選手が、9月19日の東京ヤクルトスワローズ戦で出場選手登録され、「4番・一塁」で先発出場を果たしました

このスタメンは、約4カ月ぶりの登場となります

 試合初回の表には守備機会がありませんでしたが、その裏に打席が回ってきました

ヤクルトの先発投手である吉村貢司郎の初球は148キロの速球で見逃し、続く球は外角低めの147キロという速球です

中田選手はこれを空振りし、3球目もフルスイングを試みましたが、バットは空を切りました

 守備の機会がある2回表にも一塁の守備に就いた中田選手でしたが、一死一塁の場面で監督の指示により交代となりました

ベンチに戻ると、チームメートや首脳陣から握手やグータッチで労をねぎらわれました

 中田選手は今季が中日に移籍しての2年目であり、昨オフには体重を約15キロ減らす減量に挑戦しましたが、持病の腰痛の影響で思うようなパフォーマンスを発揮できませんでした

5月には一度登録を抹消され、8月には一軍に復帰したものの、結果は振るわず、再度登録を外れました

8月15日に引退を発表した中田選手は、その理由として「満足いくスイングができず、チームに迷惑をかけたくなかった」と述べています

 中田選手は試合後に行われた引退セレモニーで感謝の意を表明し、ファンや仲間たちと別れを惜しみました

その18年間のプロキャリアでは、3度の打点王を獲得し、通算309本塁打を記録しました

さらに、5度のゴールデングラブ賞を受賞するなど、打撃と守備の両面でファンを魅了した選手でした

中日ドラゴンズの中田翔選手が今季限りで引退し、最後の試合で多くのファンに見送られました。彼のキャリアは打撃成績のみならず、優れた守備でも評価されており、プロ野球界における存在感は大きなものでした。これからも彼の功績は語り継がれることでしょう。
キーワード解説

  • 出場選手登録とは?:野球の試合に出場する選手を指定するための手続きで、大会ごとに選手リストから選ばれた選手が登録されます。
  • ゴールデングラブ賞とは?:野球において、特に優れた守備を行った選手に贈られる賞で、守備技術の高さを示すものです。
  • フルスイングとは?:打撃において全力でスイングすることで、力強い打球を打つための技術を指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。