森投手は、プロ12年目の今季、8月28日の阪神戦にて先発として移籍後初登板を果たし、5回を投げて2失点という好投を見せ、チームに勝利をもたらした
しかし、翌日にはチームの事情により登録が抹消され、その後は出番が無くなっていた
通算485試合登板のキャリアを持ち、ソフトバンク時代には3度の日本シリーズ制覇に貢献
特に18年にはセーブ王にも輝くなど、その実績は目を見張るものがある
森投手は通算で100ホールドと100セーブを達成し、新人から7年連続で50試合登板を記録するなど、常に注目を浴びる存在であった
また、ベテラン選手としての冷静さとチームメイトに対する思いやりが、人柄の魅力を一層引き立てていた
なお、9月に入ってからは1軍での登板は無かったものの、イースタン・リーグで行われた巨人2軍との対戦では6回を投げて2失点と好投し、若手選手たちに勇気を与えていた
「もがいているのが絶対にプラスになる」と、ユニフォームを脱ぐまでは全力を尽くす意志を示していた森投手であったが、最終的な引退の決断を下した
彼のプロ野球に捧げた情熱は、多くのファンとチームメイトの心に深く刻まれることであろう
森唯斗選手の実績
| 年 | 試合数 | セーブ | ホールド | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| 2014-2023 | 485 | 100 | 100 | セーブ王(2018年)、日本シリーズ優秀選手賞 |
プロフィール
- 名前
- 森 唯斗(もり ゆいと)
- 生年月日
- 1992年1月8日
- 出身地
- 徳島県
- 身長/体重
- 175cm / 91kg
- 投打
- 右投げ / 右打ち
- 経歴
- 海部高校 - 三菱自動車倉敷オーシャンズ - ソフトバンク(2013年ドラフト2位) - DeNA
キーワード解説
- セーブとは?:試合終了時に自チームがリードを保っている状態で、投手が登板しそのまま試合を終えた時に記録される特別な達成のこと。
- ホールドとは?:先発投手が降板した後に、チームがリードを保ちながら投げて試合をまとめる投手に与えられる特別な記録のこと。

