阪神・石井大智投手、ライブBPでの奪三振ショーで復調をアピール

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 阪神タイガースの石井大智投手(28)が、9月21日、SGLスタジアムで行われた残留練習に参加し、ライブBP(ライブバッティング)で圧巻のパフォーマンスを見せた

ライブBPとは、投手が実際の試合さながらに打者に投球し、実戦感覚を養うための練習である

石井投手は、これが8日の抹消後、初めての実戦形式の投球となる

 午前11時過ぎ、久しぶりにマウンドに立った石井投手は、打者楠本とコンスエグラを相手に計6打席で何と5奪三振を記録した

特に楠本選手に対しては、3球で三振を奪うなど、その制球力と球のキレを証明した

育成選手には見逃し三振を奪うなど、格の違いを見せつける場面もあった

実際、楠本の2打席目は三邪飛に終わり、全ての打席でフェアグラウンドに球を運ばせることはなかった

 「普通通り」と評した石井投手の投球内容は、全体で23球

直球主体の投球に加え、変化球も織り交ぜた

投球後のインタビューでは、享受した感想として「狙った通りの球がいってるので、普通ですかね」と納得の表情を見せた

これまでの1軍での登板が少ない中でも、万全の状態に整いつつあることをアピールできた

 さらに、プロ野球記録の48試合連続無失点という快挙も継続中であり、彼自身の球団記録、藤川球団監督が保持する47イニング連続無失点記録に肉薄している

この調子で行けば、いつでもファーストチョイスとしてマウンドに復帰できる態勢にあると言えるだろう

 「段階があるので、しっかりと調整します」との言葉の通り、焦ることなく万全を期している石井投手の今後が期待される

石井投手の今回のパフォーマンスは、彼の復帰への一歩として非常に大きな意味を持つ。ライブBPでの圧倒的な投球は、彼が復調してきたことを示すものであり、チームにとっても重要な戦力となり得ることが期待される。未来の登板における貢献に期待せざるを得ない。
キーワード解説

  • ライブBPとは? 投手が実際の試合に近い形で打者に投球することで、実戦感覚を養い、制球力や球威を確認するための練習形式です。
  • 奪三振とは? 打者が投手の球を打って球を飛ばすことなく三回にわたって外されることを指し、投手が打者に対して優位であることを示す重要な指標です。
  • 連続無失点とは? 投手が一定の試合数にわたり1点も取られない状態を指すもので、特にその記録が長く続けば続くほど、その投手の実力の証明となります。

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