阪神・石井大智投手が実戦復帰、2番手での登板で存在感示す

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阪神タイガースの石井大智投手(28)が、2025年9月24日に開催されたファーム・広島戦(SGL)において、6回のイニングで2番手として登板しました

この日、彼は実に17日ぶりの実戦マウンドに立ち、藤川球児監督(45)や藤本敦士総合コーチ(48)なども見守る中、息の合ったピッチングを披露しました

精彩を放つストレートと変化球

試合の先頭打者である渡辺選手に対しては、カウント1-2から152キロの直球を投じ、見逃し三振を奪いました

続く田村選手にも、全力投球のシンカーで空振り三振を奪い、そのキレある投球内容はファンやチームメイトを沸かせました

石井投手は試合後、「真っすぐの質だったり、投げ切れたと思うので、感覚的にはすごくよかった」と自信を覗かせました

最後の失点に対する反省

しかし、二死から磯村選手との対戦では、二球で追い込みながらも最後は浮いたフォークが原因でレフトフライに

ただし、石井投手は、「最後が浮いているので、しっかり投げ切らないといけない

ボール(カウント)に余裕があるので、レフトフライではダメだなという感じ」と、反省の言葉を述べました

次はCSに向けての準備

石井投手は、プロ野球史上最速での優勝が決まった翌日に登録を抹消され、その後調整を続けていました

現在は47イニング連続無失点という素晴らしい成績を収めており、藤川監督が持つ球団記録に迫っていますが、「どんな手を尽くしても取られるときは取られるので、あまり考えていないです」と冷静なコメントを残しました

今後の目標に向けて、「CSに向けての登板になるので、技術的にもそこに向けてできなきゃいけないこともありますし

(残り試合も)ただの消化試合ではないし、チームの力になれるようにやっていきたいです」と力強い意気込みを語りました

石井大智投手の復帰戦は、長期の調整後ということもあり期待が高まりました。特に、152キロの直球はその切れ味が印象的で、今後のCSに向けた大事な登板になると思います。ただ、今回の浮いたフォークは彼自身も反省点とし、さらなる成長が見込まれます。チームの力になるために、精一杯のパフォーマンスを期待しています。
キーワード解説

  • 直球とは?ストレートのことで、投手が最も基本的に投げるボールで、速度と正確性が求められる。
  • シンカーとは?ボールが投げた後に急激に横に曲がる変化球の一種で、打者から見ると難しい球種。
  • フォークとは?ボールがキャッチャーに向かって急激に落下する変化球で、三振を奪うために使われる。
  • CSとは?クライマックスシリーズの略で、プロ野球のプレーオフを指し、優勝チームを決定するために行われる。

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