石井は、2年ぶりのリーグ優勝を達成した7日の広島戦以来のマウンドで、1回無安打無失点という素晴らしい投球を見せ、2奪三振を奪う活躍を見せた
同試合には、藤川球児監督(45)も視察に訪れ、次戦の中日戦(甲子園)からの一軍復帰に向けた準備を整えた
石井選手がマウンドに立つと、待っていたファンから歓声と拍手が沸き起こった
力強い直球がミットへ吸い込まれる様子は、エネルギーに満ちたものだった
「真っすぐの感覚は素晴らしかったですね」と石井は語った
リーグ優勝後、石井は2軍で調整を続けつつ、体調を整えてきた
中16日ぶりの登板となったが、彼の投球は変わらぬ安定感を保っていた
六回の登板では、先頭打者の渡辺に対してこの日最速となる152キロの直球で空振り三振を奪い、その後の田村選手もシンカーで連続三振にするなど、強力な投球を展開した
磯村選手には左飛を打たれたものの、全体を通じて安定したパフォーマンスを見せた
石井は「最後のフォークが浮いていた
あそこは改善が必要」と反省を述べた
特に注目されるのは、石井選手が6月に頭部に打球を受けた事故から復帰し、過去51試合で35ホールド、9セーブを記録し、防御率は驚異の0.18を誇る中継ぎ投手であることだ
彼は、藤川球児が保持する47回⅔イニングの連続無失点記録に対して、あとアウト2つまで迫っており、今後の試合でその偉業も期待されている
残り4試合のレギュラーシーズン公式戦において、石井選手は「ただの消化試合ではなく、クライマックスシリーズ(CS)に向けた重要な登板になる」と話し、技術的課題への意欲を示した
彼はチームに貢献するため、全力で臨む姿勢を見せている
2年ぶりの日本一を目指す阪神のエースリリーバー・石井が、復帰した喜びを胸に、スコアボードにゼロを積み上げていく姿が期待される
阪神・石井選手の復帰は、チームにとって朗報となった。圧巻の投球を披露し、今後の試合に向けての準備も整った彼の姿勢が光る。クライマックスシリーズにむけて、チームが一丸となって挑む姿勢が大切だ。
キーワード解説
- リリーバーとは?野球におけるリリーバーは、先発投手が試合を進行する中で、登板する投手のことを指し、主に試合終盤の防御に特化している。
- 防御率とは?防御率は、投手が試合でどれだけ得点を防げているかを表す指標で、数字が低いほど優れた投手を示す。
- クライマックスシリーズとは?野球の playoffs における特別なシリーズで、リーグ戦を勝ち抜いた2チームが日本シリーズ出場をかけて戦う。

