今シーズンは投手の投球力が高まり、全体として打者が苦しむ「投高打低」の傾向が目立つ中、小園選手は唯一の3割打者になる見込みです
これにより史上初の打率2割台の首位打者誕生も懸念される中、注目が集まっています
小園選手は、高校を卒業して3年目の2021年に初めて規定打席に到達しました
当時、シーズンの最終打席で安打を記録すれば打率3割を達成できる状況でしたが、空振り三振に終わり、最終的には打率.298でシーズンを終了
悔しい思いをした結果が、今年のタイトル争いに繋がる結果となりそうです
首位打者のタイトルを手に入れれば、その選手は球史に名前が刻まれることになるため、小園選手にとっては大きな意味を持ちます
ここで、カープ歴代の首位打者の選手を振り返ると、1962年には森永勝治選手が打率.307で初の首位打者に輝きました
この年はセ・リーグ全体で3割打者が存在せず、2位の近藤和彦選手(大洋)は.293という成績でした
興味深いことに、パ・リーグにおいては打率.374のブルーム選手(近鉄)が首位打者になり、全員が3割台でした
現在のように全体的な投高打低の傾向は見られなかったのです
また、1975年には山本浩二選手が打率.319で首位打者を取得し、ミスター赤ヘルと称されました
さらに、1978年の水谷実雄選手は、球団歴代最高打率の.348でタイトルを獲得し、強敵である若松勉選手(ヤクルト)との接戦を制しました
水谷選手はその後、阪急に移籍して打点王となるなど、名選手として知られるようになります
小園海斗選手が首位打者タイトル争いに挑んでいるニュースは、今季のプロ野球における重要なトピックの一つです。投手たちの力が向上している中、打者の成績が低下しているため、彼がどのようにこの状況を乗り越えていくのかが期待されます。また、歴代の首位打者と比較すると、小園選手がどのような影響を及ぼすのかも今後楽しみです。
キーワード解説
- 投高打低とは? 打者の成績が全体的に低下しているにもかかわらず、投手が好成績を収めている状況を指します。
- 規定打席とは? 規定打席に到達することで、選手の成績が公式に認められるため、タイトルの争いに参加する資格が得られます。
- 首位打者とは? シーズン中に最も高い打率を記録した打者に授与される名誉あるタイトルです。

