ヤクルト・高津監督が今季限りで退任、感謝の思いをファンに伝える

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(セ・リーグ、ヤクルト4-4巨人=延長十二回規定により引き分け、25回戦、巨人16勝8敗1分、28日、神宮)ヤクルト・高津臣吾監督(56)の今季限りでの退任が28日、球団から発表された

高津監督は2020年から6年間チームを指揮し、2021年にはリーグ制覇と日本一を達成

2022年には語られる連覇を果たした

しかし、近年は成績が振るわず、昨季のリーグ5位から始まり、今季は54勝77敗7分けでリーグ最下位という厳しい状況となっていた

本拠地・神宮球場での最終戦となった巨人戦後にはセレモニーが行われ、選手たちに胴上げされる場面も見られた

高津監督はスワローズファンに向けて感謝の言葉を述べ、「非常に厳しいシーズンになり、ファンの皆さんには本当に苦しい思いをさせ、悲しい思いをさせ、本当に責任を感じております」と感謝の意を表した

今季は開幕前から主力選手の故障が相次ぎ、結果として55勝を割り込み、3年連続でクライマックスシリーズ進出を逃した

しかし、2021年の成功を振り返りながらも「後悔することのないように、絶対今から皆さん、全力で努力してください」と激励の言葉を残した

試合前に、選手たちに向けて指導を行い、選手が成長することの重要性を説いた

左膝の手術後リハビリ中の塩見をスタメンに起用したほか、若い投手への期待も高く寄せて、最後の試合に臨んだ

高津監督は神宮球場の独特の雰囲気を懐かしむ一方で、選手たちの未来に希望を見出していた

セレモニー終了後、選手たちに胴上げされた高津監督は感慨深げに「この神宮球場で得た経験が、選手たちの幸せにつながることを願っています」と述べ、最後までチームを思いやる姿勢を見せた

残りのシーズンも、高津監督らしい指揮を続けていく

高津監督の退任は多くのファンにとって悲しいニュースではあるが、彼が残してきた成功や選手たちへの思いは決して薄れないだろう。特に2021年のリーグ制覇は記憶に新しく、彼の指導力を感じる瞬間でもあった。これからのヤクルトにどういった影響が出るのか、注目したい。
キーワード解説

  • 監督とは?チームを指導し、戦略を練る重要な役割を持つ人。
  • リーグ制覇とは?プロ野球のリーグ戦で優勝することを意味する。
  • クライマックスシリーズとは?日本シリーズ前に行われるプレーオフのことで、リーグの上位チームが争う。
  • 胴上げとは?選手が監督やスタッフを高く持ち上げて祝う伝統的な行為。
  • 独特の雰囲気とは?特定の場所が持つ特有の空気感や特徴を指す。

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