ロッテ・寺地隆成、シーズン100安打達成と初の規定打席到達を果たす
プロ野球・千葉ロッテマリーンズの若手捕手、寺地隆成選手が9月30日の楽天戦において、シーズン443打席に立ち、高卒2年目にして初めてシーズンの規定打席に到達しましたこの快挙を達成した寺地選手は、「ひとつの目標でもあったので、達成できてよかったです」とコメントし、その喜びを表しました
若干2年目での規定打席到達
昨季、寺地選手はイースタン・リーグで高打率の.290を記録し、その非凡な打撃センスを示しました今シーズンは、開幕時には3番手の捕手に位置付けられていましたが、出場機会を得ると4月時点での打率は驚異の.344を記録しました
5月も安定した打撃を見せ、月間打率は.274を保つなど、着実に成長を見せています
オールスターゲームでの活躍
また、寺地選手は2025年のマイナビオールスターゲームに監督選抜で出場し、第2戦ではオールスター初安打と初打点を記録するなど、大きな注目を集めましたシーズン100安打を達成し、さらなる飛躍へ
特に注目すべきは、9月22日の日本ハム戦において、シーズン100本目の安打を達成した点ですこれは、2年目にして得た大きな成果であり、同じ高卒2年目の選手としては、21世紀以降においてロッテ球団初の偉業です
寺地選手は「去年はファームで99安打だったので、100安打の壁があったと思います
一軍の舞台でしっかり100安打打てたことは次につながると思います」と話しています
課題と展望
ただし、オールスター前は69試合に出場し、17度のマルチ安打を記録した寺地選手ですが、オールスター明けからは46試合の出場でマルチ安打は6度とややペースを落としていますこの点について、「オールスター後は悔しい打席が多かった」と振り返り、残りの試合での打率向上に向けて意気込みを見せています
現在の打率は.255であり、「できれば今の打率を上げたい」とのことです
2024年10月3日にプロ初打席と初安打をマークした寺地選手
1年という月日を経て、シーズン100安打達成と規定打席到達という大きな成長を遂げました
残りの試合を良い形で終え、新たなシーズンへの布石にしたいと考えています
寺地選手がシーズン100安打達成と規定打席に到達したことは、特に若手選手にとって大きな励みとなる出来事です。オールスター明けの調子の波を克服し、今後の成長が期待されます。これからの試合での活躍に注目です。
キーワード解説
- 規定打席とは?プロ野球における規定打席とは、シーズン中に選手が一定回数以上の打席に立つことを指します。これにより、選手の打撃成績が公式なものとして認められることになります。
- マルチ安打とは?マルチ安打とは、1試合で2本以上の安打を打つことを指します。選手の活躍を示す重要な指標です。
- 打率とは?打率とは、選手が今までの打席の中で、いくつの安打を打ったかを示す割合のことです。高い打率は選手の打撃能力を示します。

