西武・冨士大和投手が阪神戦で好投、支配下登録へ大きなアピール

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<みやざきフェニックス・リーグ:西武1-2阪神>◇8日◇南郷スタジアム 西武の冨士大和投手(19)が、フェニックス・リーグの阪神戦に先発登板し、7回を4安打2失点という素晴らしい投球を見せた

この試合は、阪神の打線にとっては不運な日となり、冨士のファストボールは最速149キロに達し、阪神の強打者たちを苦しめた

冨士投手は試合後、「今日の相手に対しては99点に近い投球ができた」と自信を見せた

実際、試合の前半は、阪神の豊田によるソロ本塁打を除いては無安打に抑える内容で、特に直球の精度が際立っていた

阪神のベンチには、クライマックスシリーズ(CS)を控えた藤川監督が見守る中、冨士は「制球を意識して思い切って投げた」と述べた

彼は育成出身の先輩である菅井信也投手と同じ道を歩んでいる

菅井は過去のフェニックス・リーグでCSを控えた阪神打線に対し、素晴らしい投球を披露し、翌シーズンに支配下登録されたことで知られている

冨士もその先輩の背中を追い、アピールの場として捉えていた

冨士は独特なスリークオーターから投げる直球と共に、スローカーブのような100キロ台のチェンジアップも持ち味だ

特に、このチェンジアップは阪神の坂本を空振り三振にするなど、効果的に機能した

ファンの間では「もけけボール」という愛称がつけられるかもしれない個性的な球種だ

今後の冨士の活躍に期待が寄せられており、支配下登録の実現が待たれる

今回の試合で冨士投手が見せたパフォーマンスは非常に素晴らしかった。特に、直球の安定感とチェンジアップの効果的な使い方は印象的で、今後の成長が楽しみである。育成出身の選手が1軍で活躍する姿を見ることは多くのファンにとって喜ばしいことで、冨士もその一員になれるポテンシャルを秘めている。
キーワード解説

  • フェニックス・リーグとは?:日本のプロ野球選手がシーズンオフに行う育成リーグのこと。若手選手に試合経験を積ませ、成長を促す目的で開催される。
  • 支配下登録とは?:育成契約を結んでいる選手が、チームの登録選手として正式に契約されることを指す。支配下登録されることで、1軍での試合出場が可能になる。
  • チェンジアップとは?:速球と違って遅い球質の投球で、打者のタイミングを狂わせるために使用される。直球と比べると、スピードが抑えられた球種。
  • スリークオーターとは?:ピッチングスタイルの一つで、投手の腕の位置が横に近い投球フォームを指す。これによりボールの回転や切れが変わる。

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