末包選手は、新井監督が8日のオーナー報告で“エースと4番”の育成について言及したことに応じ、自らの4番としての定着に対する強い思いを語りました
今季、末包選手はチーム最多の63試合で4番に起用されましたが、シーズン初めはその勝負強い打撃で注目を浴びました
しかし、後半戦では成績が振るわず、最終的には123試合に出場し、打率は.243、11本塁打、62打点という結果に終わりました
特に終盤戦ではベンチスタートや5番への起用が増え、自身の課題を痛感したといいます
「今年は4番で出場する機会も多かった
だが、自分の状態に満足できず、情けなさも感じている
絶対に見返してやるという強い気持ちがある」と述べ、再度4番の座を取りにいく決意を示しました
新井監督は“4番を忠実に育てること”の重要性について強調しており、末包選手はその重責を担う立場にあることを自覚しています
また、末包選手は「4番の方がやりがいがある」と語り、来季も4番を譲りたくないとの意志を燃やしています
今秋はチーム全体でのケース打撃に重点を置く方針ですが、末包選手は自ら長打を期待されていることをしっかり理解し、次のステップに向けてトレーニングを続けています
「60%の力で100%の力を引き出せるように」と、10月からはピラティスを取り入れたトレーニングにも励んでいることを明かしました
オフシーズン中も、彼は挑戦を続ける決意を固めています
末包選手が示した悔しさと決意は、若い選手にとって良い手本となるでしょう。自分の課題をしっかり認識し、オフシーズンでも努力を続ける姿勢は、多くのファンに希望を与えるものです。来シーズンの活躍が期待されます。
キーワード解説
- エースとは?投手の中でも特に信頼され、チームの勝利を背負って投げる選手のことを指します。
- 4番とは?プロ野球において、主に打撃力が求められる打順の一つで、得点力が重要視されます。
- ピラティスとは?体幹の強化や柔軟性の向上を目的としたエクササイズ方法のことです。

