この自主トレーニングは東京都稲城市内にある、3月に開業予定のファーム新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」で行われた
初日の視察には阿部慎之助監督(45)が参加し、ドラフト1位で指名された石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄=に好印象を持ったとコメント
阿部監督は、選手たちに「ありのまま」でのプレーを勧め、今後の成長を期待すると共に、気持ちを長く持ち続けることの重要性を訓示した
晴れ渡る青空の下、阿部監督は新人たちの練習を見守り、特に石塚選手の軽快なフットワークや強肩に感心した様子だった
阿部監督は「動けているなというのもあるし、体もすごくガッチリしていて
ちゃんと練習してきたんだと感じた」と述べる
石塚選手は、高校日本代表の4番を務め、坂本勇人選手の後継者とも言われる存在である
阿部監督は、自らの入団時を思い返しながら「ドラフト1位は多くの注目を受けるが、マスコミも育てるパートナー」と語り、特にSNSによるプレッシャーに対する対策として、選手たちに温かい支援を呼びかけた
また、練習前には約1分間にわたり、大切な心構えとして「今の気持ちをどれだけ長く持てるか」「厳しいプロの世界でもチャレンジする勇気をもつこと」「東京ドームでプレーすることを目指すこと」など、3つのポイントを伝えた
石塚選手は、今季のキャンプで2軍スタートの予定だが、阿部監督は初年度に一軍での出場も「ゼロじゃない」と期待を寄せた
プロ野球生活で一度しかない新人合同自主トレ初日、阿部監督は若き選手たちの成長を見守り、彼らが大きく羽ばたくことを願っている
G新人合同自主トレ初日のスケジュール
時間 | 内容 |
---|---|
12:30 | グラウンド入り |
12:55 | 阿部監督からの訓示 |
13:00 | ウォーミングアップ |
13:25 | キャッチボール |
13:35 | ペッパー(トス打撃) |
13:45 | ノック |
14:20 | 室内移動 |
14:25 | ティー打撃 |
14:45 | 投手はシャドーピッチング、野手はライブバッティング |
15:15 | グラウンドでランニング |
15:40 | 練習後、取材対応 |
キーワード解説
- 阿部慎之助とは?:元プロ野球選手で、巨人で長年活躍した選手であり、現在は監督を務める。
- ドラフトとは?:プロ野球選手を選抜するための制度で、各チームが若手選手を指名して契約を結ぶ過程。
- ファーム球場とは?:プロ野球チームの育成を目的とした二軍選手が練習や試合を行うための専用球場。
- ノックとは?:野球の練習方法の一つで、外野手や内野手に対してヒット性の打球を打ち、捕球の練習をさせること。