広島が元ヤクルト投手コーチの石井弘寿氏を招へい、来季の投手陣再整備に期待

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広島東洋カープは、2025年10月19日、今季まで東京ヤクルトスワローズの1軍投手コーチを務めていた石井弘寿氏を、来季の投手コーチとして迎えることが決まったと、球団幹部が明らかにした

石井氏は2023年シーズンの投手陣において、特に1軍の指揮を執ることが予想されている

ヤクルトでは契約満了に伴い今月6日にその就任が終了したため、広島は新たな起点を求めて彼を招聘するに至った

今季の広島は、チーム防御率が3.20とリーグ5位に留まり、昨季の2.62から成績が大きく低下

特に先発陣は、床田選手が9勝を挙げるも、2025年シーズンでは2ケタ勝利を上げた投手がゼロという屈辱的な結果となった

リリーフ陣についても、シーズンを通じて安定した守りを固めることができなかった

石井氏は2012年からヤクルトの2軍コーチを始め、2017年からは1軍担当として投手育成に携わってきた

来季は新監督・新井氏の下で、豊富な経験を基に投手陣を再整備する考えだ

石井氏は千葉県の東京学館高出身で、1995年のドラフトで4位指名を受ける形でヤクルトに入団

主に中継ぎとして活躍し、2002年には最優秀中継ぎ投手に選出される

2004年のアテネオリンピックでは日本代表として出場し、2006年のワールドベースボールクラシック(WBC)にも選出されるが、左肩の痛みによりチームを離脱

自身のキャリアの大半を故障に苦しみながらも、現役生活では338試合に登板し、27勝15敗、55セーブ、防御率2.66という成績を残した

新たな投手コーチとして石井弘寿氏が広島に加わることは、来季の投手陣の再整備に向けて期待が寄せられる出来事です。特に今シーズンの成績が芳しくなかった広島にとって、彼の豊富な経験は重要な資産となるでしょう。また、過去の栄光を持つ選手が指導者としてどのようにチームを変えていくか、ファンとしても楽しみです。
キーワード解説

  • 投手コーチとは?野球において、投手の技術向上や戦術の指導を担当するコーチのこと。投手陣全体のパフォーマンスを向上させる重要な役割を持つ。
  • 防御率とは?投手がどれだけ失点を防いだかを示す指標で、1イニングあたりの失点数を元に算出される。防御率が低いほど、優れた投手であるとされる。
  • 中継ぎ投手とは?先発投手が試合を作った後に登板し、試合を引き継ぐ役割を担う投手のこと。試合の流れを維持し、勝利を目指す重要なポジションである。
  • WBC(ワールドベースボールクラシック)とは?世界各国のナショナルチームが参加する野球の国際大会で、特に国際的な舞台での競技力を示す場となる。

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