巨人・岡本和真、米大リーグ挑戦を決意—ポスティングシステムを利用

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プロ野球チーム読売ジャイアンツ(以下、巨人)の編成本部長である吉村禎章氏が、10月22日に東京都内の球団事務所で記者会見を行い、岡本和真内野手(29)のポスティングシステムを利用した米大リーグへの挑戦を承認したことを発表しました

この「ポスティングシステム」とは、日本のプロ野球選手が海外のメジャーリーグに挑戦する際に利用する方法で、球団が選手に海外移籍を許可する制度です

会見では、岡本選手の「勝負したい」という言葉が4度も発せられ、彼の野球人としての強い思いが伝わってきました

岡本選手は来シーズン中に海外フリーエージェント権を取得する予定でしたが、「30歳になる前に大リーグで自分の力を試したい」という高い志を抱き、球団側がその気持ちを理解した結果、挑戦を許可されました

岡本選手は2018年から6年連続で30本塁打を記録し、3度のリーグ優勝を支える重要な役割を果たしてきました

彼は常に「憧れ」であり、「目標」として米大リーグでの挑戦を秘めてきたものの、今季は左肘の負傷により69試合の出場にとどまり、チームはリーグ3位に終わり、クライマックスシリーズでは敗北を喫しました

「日本一になれなかったことは申し訳ない」との悔しさも口にしました

今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではチームの優勝に貢献し、日本のスラッガーとしての実績を重ねた岡本選手

しかし、メジャーリーグでは日本人野手の成功例は少なく、「厳しい世界だとは理解していますが、挑戦しなければ何も始まらない」と、決意を新たにしています

巨人に入団してから11年

背番号25の岡本選手は、新たなステージへの一歩を踏み出します

(川峯千尋)岡本選手の米大リーグ挑戦は、彼が野球人として新たな挑戦を求めていることがこの発表から分かります。ポスティングシステムを利用することで、彼自身の成長を望む姿勢は称賛に値します。一方で、日本のプロ野球のレベルと、メジャーリーグの違いを考えると、彼が直面する新たな困難も理解できます。成功を祈りたいです。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?日本のプロ野球選手が海外リーグに移籍するための制度で、球団が選手の海外移籍を許可することを意味します。
  • フリーエージェント権とは?選手が特定の球団に縛られずに自由に移籍する権利のことで、これを持つことで他のチームと契約することが可能です。

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