広島、3選手に戦力外通告 そして新たな契約の動き

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広島東洋カープは、2025年10月25日に磯村嘉孝捕手(32)、山足達也内野手(31)、韮沢雄也内野手(24)の3選手に対し戦力外通告を行ったと発表しました

磯村選手は現役引退の意向を示しており、韮沢選手は現役続行を希望しています

一方で、山足選手は家族との話し合いのうえで今後の方向性を決める方針です

また、育成契約3年目を終えた名原典彦外野手(25)とは育成選手として再契約を結ぶ予定であることも明らかにされています

戦力外通告の背景

磯村選手は2010年にドラフト5位で広島に入団し、2016年からの3連覇時には3番手捕手としてチームを支えました

しかし、近年は坂倉選手の台頭や度重なる怪我の影響で、出場機会を得ることが難しくなっていました

今季彼の出場試合数は、15年以来となる1桁の6試合にとどまっています

山足選手の経歴

山足選手は昨年の現役ドラフトで広島に加入し、開幕1軍入りを果たしました

その後、代打や代走として11試合に出場し、5月4日の中日戦で移籍後初安打となる同点適時打を放ちましたが、5月19日に2軍降格となり、その後再昇格は叶いませんでした

昨オフに内間選手に続く形で、2年連続で現役ドラフトで獲得した選手が1年で戦力外となる結果となりました

韮沢選手のキャリア

韮沢選手は2019年ドラフト4位で広島に入団し、3年目の2022年に1軍デビューを果たします

2023年シーズンには自己最多の45試合に出場し、特にバウアー選手に対しては3打数3安打を記録するなど“バウアーキラー”として注目されました

しかし、2024年シーズンは出場数が減少し、今季は1軍出場がありませんでした

育成選手の再契約
育成契約3年目を終えた名原選手は、引き続き育成選手としての契約が結ばれる予定です

これにより、再び1軍への昇格を目指す機会が与えられることとなります

今回の戦力外通告は、選手たちにとって非常に重要な分岐点となるでしょう。特に磯村選手は長いキャリアの中で多くの経験を積んできた選手です。その引退の意向は寂しいものですが、彼の今後の生活が充実したものになることを願います。韮沢選手や山足選手もこれからの選択が重要であり、彼らの今後に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • 戦力外通告とは?野球界では、選手が契約を解除されたり、チームから外されることを指します。
  • 育成契約とは?育成選手としての契約で、1軍選手ではないが、能力を高めるためにチームに残ることができる契約のことです。

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