彼のプロ野球人生は、2度のドラフト指名拒否を経て、ようやく念願のチームへ入団するという波乱万丈なものであった
これまでの経歴を振り返りながら、長野のプロ野球人生を掘り下げてみる
長野は日大時代からその実力を高く評価され、特に4年次には春と秋でそれぞれ打率.489、.404という驚異的な成績を残し、2季連続の首位打者に輝いた
これにより、日本代表にも名を連ねるなど、外野手として圧倒的な実力を誇っていた
2006年、大学・社会人ドラフトで日本ハムから4巡目指名を受けたが、自身は巨人への入団を強く希望し、その指名を拒否
社会人野球チームの強豪であるHondaに進む決断を下した
Hondaでは強打の外野手として名を馳せ、2年後の指名解禁時にも再び巨人入りを希望
しかし、2008年のドラフトでロッテから2位指名を受けた際も、巨人の1位指名が大田泰示であったために再度指名を拒否
チームに留まる道を選び、結果的にHondaは都市対抗野球で優勝
この際、長野は打率.579を記録し首位打者となった
そして、待望の2010年のドラフトでは、ようやく巨人から1位指名を受けて入団が実現
初年から定位置を獲得し新人王に輝くと、翌年には打率.316で首位打者を、その後2012年には173本で最多安打と、数々の個人タイトルを獲得した
彼は巨人の主力選手としてチームに貢献し続けた
しかし、長野の野球人生は巨人一筋ではなかった
2019年にはFA移籍した丸佳浩選手の補償選手として広島へ移籍
その後4年間を過ごし、再び巨人に復帰する運命をたどることになる
NPBでの通算成績は1651試合出場、1512安打、163本塁打という素晴らしいものであり、長野は今季限りでその幕を閉じることになる
長野選手のプロ野球人生は非常にドラマチックで、彼が巨人に入るまでの過程が興味深いですね。2度の指名拒否を経て入団した経緯は、強い自分の意志を持っていることを示しています。彼の実力もさることながら、入団への強い思いが彼を駆り立てたのでしょう。今後、彼の新たな人生に期待が高まります。
キーワード解説
- ドラフトとは?:ドラフトとは、プロスポーツ選手をチームが選んで契約する制度のことで、選手がどのチームに所属するかを決定する重要なイベントです。
- 首位打者とは?:首位打者とは、その年に最も高い打率を記録した選手を指す称号で、その技術やスキルの高さが求められます。
- FA移籍とは?:FA移籍とは、フリーエージェント移籍の略で、一定の条件を満たした選手が自由に他のチームと契約できる制度です。

