昨年リーグ覇者の巨人は、春季キャンプにおいて主に遊撃手として活躍した坂本勇人が守るサードポジション、通称「ホットコーナー」をめぐって激しいポジション争いが繰り広げられることが予想されている
坂本は昨年、三塁手へのコンバート1年目でありながら、確かな守備力を示し、初めてゴールデン・グラブ賞を獲得した
しかし、今季は37歳となる坂本のコンディションが気になるところで、阿部慎之助監督は他の選手にホットコーナーを譲る可能性があることを明言している
昨季は打率.238、7本塁打、34打点という成績にとどまり、打撃でも衰えが目立った
現在、候補選手として注目されているのは、元々サードを守る岡本和真、昨年初ホームランを放った中山礼都、プロ2年目の泉口友汰らだ
また新たに入団したドラフト3位ルーキーの荒巻悠（上武大）にも期待が高まっている
荒巻は184センチ、93キロの体格を持つ左のパワーヒッターであり、強いスイングで広角にボールを飛ばせる才能を持っている
昨年の巨人は主力の岡本がリーグ2位の27本塁打を記録した一方で、打線全体の長打力不足が指摘された
特に、10本以上の本塁打を放った選手が岡本と丸佳浩（14本塁打）のみであり、打線強化は日本一奪回のための重要な課題である
そのため、即戦力として期待される荒巻や、ドラフト2位の浦田俊輔（九産大）との競争が見逃せない
阿部監督は春季キャンプで、三塁、二塁、一塁まで守れる内野ユーティリティの選手が存在感を示すことを期待している
新しい才能たちが躍動する姿を見ることができるのか、ファンの関心が高まっている
この記事では、巨人の春季キャンプにおける三塁手ポジション争いについて取り上げています。坂本勇人選手の状態が気になる中、荒巻悠選手をはじめとする若手選手たちの活躍が期待されています。新しい才能がどのようにチームに貢献できるか、その動向に注目です。
キーワード解説
- ホットコーナーとは？：ホットコーナーは、野球における三塁の守備位置を指します。特に内野の中では最も守備が難しく、強い打球が飛んでくるため、敏捷性や反応速度が求められます。
- ゴールデン・グラブ賞とは？：ゴールデン・グラブ賞は、プロ野球において優れた守備を行った選手に贈られる賞です。守備の名手を称えるもので、その年の各ポジションごとに選出されます。
- パワーヒッターとは？：パワーヒッターは、長打力があり本塁打を打つ能力が高い打者のことを指します。通常、パワーヒッターは力強いスイングを持っており、投手との対決では強力な武器になります。
