阪神の本拠地・甲子園で行われる日本シリーズ第3戦では、指名打者制が採用されない中、多くの注目が集まる中で試合が進んでいます
その焦点の一つは、ソフトバンクの4番打者として起用された山川穂高の存在です
最近の負傷から復帰した近藤健介を守る選択肢がある中、小久保裕紀監督が選んだのは「4番・一塁」としての山川でした
試合は4回表、1点を追う状況で山川が打席に立ちました
1死、走者なしで迎えたカウント1ボールから、甘く来たスライダーを逃さず完璧に捉え、打球はバックスクリーン左に飛び込む本塁打に
山川は「打つべきボールを整理し、スライダーを一振りで仕留めることができた
思い切って自分のスイングができた結果だ」と冷静に振り返りました
今季の山川は、本調子とは言い難い試合が続きましたが、今回の日本シリーズでは徐々にその力を見せつけています
第1戦ではスタメンから外れたものの、「悔しさはありますけど、自分のね、成績が良かったら絶対出ますし、悪いと出られないのもこの世界なので」という言葉にその思いを感じます
前回の第2戦では「6番・一塁」で出場し、1本塁打を含む5打点と素晴らしい活躍を見せました
そして今回、第3戦では4番に戻り再び本塁打を放つという、まさに存在感を示すプレーを披露しています
チームの大黒柱である近藤選手がスタメンに入れないなか、山川の重要度は日に日に増していると言えるでしょう
日本シリーズでの山川選手の活躍は、チームにとって非常に重要な要素となっています。また、彼の冷静さや決意の強さが試合に大きな影響を与えていることがよくわかります。プレッシャーがかかる場面でのパフォーマンスは、今後の試合でも注目されるポイントになるでしょう。
キーワード解説
- 指名打者制とは？：指名打者制は、試合中に打者を補助するための制度であり、投手が打席に立たずに専任の打者が代わりに打つことができる制度です。
- 本塁打とは？：本塁打は、打者が打った球がフェンスを越え、走者が安打として1塁、2塁、3塁を通過してホームベースに帰る得点のことを指します。
- スライダーとは？：スライダーは、投手が投げる球の一種で、直球よりもわずかに遅く、横に変化するボールです。打者にとっては捉えにくい球種の一つです。
