阪神タイガースの佐藤輝明内野手は、この瞬間に呆然としていた
10月30日に行われた日本シリーズ第5戦で、両チームは0ー0の均衡した試合を展開していた
この重要な場面で、ソフトバンクの先発投手・有原航平は、先頭打者の佐藤にライト前ヒットを許し、ノーアウトのランナーを背負った
続く大山悠輔内野手との勝負では、序盤に追い込まれるも、ピッチャーとしての技術を駆使する有原はカウントを2-2に保っていた
そして、5球目
内角に食い込むツーシームが外れたタイミングで、佐藤は完璧なスタートを切って二塁を狙った
しかし、海野もその瞬間を逃さず、素早いキャッチングから立ち上がり、二塁へ精度の高い送球を行った
このストライク送球は牧原に完璧に届き、佐藤はタッチアウトになった
その瞬間、左足でスライディングした佐藤は、アウトの判定に驚きを隠せなかった
このプレーは、ABEMAでの解説を任された元プロ野球選手・西岡剛氏と糸井嘉男氏により称賛された
西岡氏は「佐藤のスタートは素晴らしいが、海野の送球が決定的だった」と評価し、糸井氏も「この送球は本当に素晴らしい
アウトにするには完璧な条件だった」と述べた
この場面について、SNSでは「海野バズーカ！」や「送球が完璧すぎた！」とのコメントが多く寄せられ、名プレーに対するファンの盛り上がりが感じられた
なお、海野はこの試合の6回に打席で代打を送られ交代したが、その後もチームは8回に柳田悠岐選手のホームランで追いつき、延長11回には野村勇選手の逆転ホームランによって、ソフトバンクは5年ぶりに日本一に輝いている
今回の海野選手のプレーは、捕手としての技術の高さを証明するもので非常に印象的でした。特に盗塁阻止の場面では、的確な肩の強さと瞬時の判断力が求められます。佐藤選手の素晴らしいスタートもありましたが、それを阻止する海野選手のプレーが試合の流れを変えた重要な瞬間でした。ファンの反応も上々で、彼のプレーに敬意を表する声が多く寄せられています。
キーワード解説
- 盗塁阻止とは？：盗塁阻止は、野球においてランナーがベースを盗むことを阻止することを指します。捕手が素早い送球を行い、ランナーをアウトにするプレーです。
- ツーシームとは？：ツーシームは、中指と人差し指の間にボールを挟み、スピンをかけることで、ボールがバッターに近づくにつれて変化する投球です。
- ストライク送球とは？：ストライク送球は、捕手が捕球から送球までの動作をスムーズに行い、正確かつ迅速に所定の塁にボールを送ることを意味します。
