ソフトバンク海野隆司、チームの日本一を支える活躍で成長を実感
2025年10月30日、日本シリーズ第5戦でソフトバンクが阪神を3-2で下し、チームとして5年ぶり、自身初の日本一を達成したキャッチャーの海野隆司は、「もう本当、やっと終わったっていう感じ
最高の結果で終われてよかった」と喜びを語った
海野選手は昨シーズンまでの正捕手である甲斐拓也選手が巨人に移籍したため、正捕手としての責任を背負うことになった
開幕当初は「ブロッキング」(捕球する際に体でボールを防ぐ技術)や「スローイング」(投げる技術)に苦労し、相手の盗塁を防ぐことができず悩み続けた
配球の面でも甲斐選手に代わるべく苦心した
シーズン序盤はデータ室にこもって相手打者分析に時間を費やしたが、データに頼りすぎて勝利に結びつけることができなかった
「自分じゃだめなのかな」と思う日々が続いたが、4月末からはエース級の投手たちとの連携が求められ、次第に気持ちが整理されていった
球団のアナリストによると、「成功体験を積むことで自分で傾向をつかんでいけるようになった」と語る
具体的には、モイネロ投手や有原航平投手との連携を経て、自信を持ってプレーできるようになった
シーズン当初こそ、モイネロ選手から「基本的にすべてのキャッチャー一緒」と言われていたが、次第に「海野がうまくリードしてくれた」と感謝されるまでになった
なお、海野選手自身は日本一の捕手となったものの、「全然追いついていない」と甲斐選手を意識し続けている
しかし、彼の成長がソフトバンクのチームを支えたのは間違いない
ソフトバンクの海野選手は、日本一を達成する中での成長が印象的です。正捕手に抜擢され、不安を抱えながらも努力を重ね、成功体験を積むことで自信を生み出した姿は、多くの選手にとっての手本となるでしょう。
キーワード解説
- キャッチャーとは?:野球におけるキャッチャーは投手のボールを捕球し、攻撃側の戦略を理解して配球を指示する重要なポジションです。
- ブロッキングとは?:ブロッキングは、キャッチャーが投球を捕球できなかった際に、ボールを体で防ぐ技術のことを指します。これにより、相手の進塁を防ぐことができます。
- スローイングとは?:スローイングは、キャッチャーが投球後にボールを迅速に投げる技術のことを言い、盗塁を防ぐ上で重要な要素です。

