オリックスが阪神淡路大震災の30周年に黙とうを捧げ、平井コーチが当時の思いを語る

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2025年1月17日正午、オリックス・バッファローズは大阪市の杉本商事バファローズスタジアム舞洲において、1995年の阪神・淡路大震災で亡くなった方々に対して黙とうを捧げました

この日は、震災から30年という節目の日でもありました

オリックスの平井正史2軍投手コーチは、震災発生時に神戸にあった合宿所「青濤館」にて寝ていたことを振り返り、当時の思いを語りました

震災の記憶と野球

平井コーチは、震災の瞬間を鮮明に覚えています

午後5時46分、最大震度7を記録した地震が発生し、彼は「下から突き上げるような揺れで、すぐに目が覚めました」と述べました

在籍していた1995年のシーズンには、クローザーとしてリーグ優勝に導く活躍を見せ、「がんばろう神戸」の合言葉のもと「復興の力になれたのではないか」と語りました

優勝と復興

オリックスがリーグ制覇を果たす中、平井コーチはファンとの一体感が重要であったと強調しました

「勝つことでファンや神戸市民に勇気を与えられた」との思いが、彼らの戦いを支えていたのです

また、3月のオープン戦においては、仰木彬監督から「がんばろうKOBE」のワッペンを袖に付けて戦うという指示があり、その記憶は彼の中で生き続けています

復刻ユニフォームの着用

オリックスは、1軍の主催試合で震災当時の復刻ユニフォームを着用することを発表しましたが、平井コーチが着用する予定はないとのこと

「プロ生活の始まりの地であるスタジアムのユニフォームを見ることができるのは嬉しい」と、ファンとの絆を大切にしたいという思いを語りました

オリックスの平井コーチが震災の記憶を語る姿は、彼とファンとの絆を再確認させるものです。震災から30年、野球を通じて地域に貢献しようとする姿勢は、選手たちにも引き継がれています。
キーワード解説

  • 阪神・淡路大震災とは? 1995年に発生した日本を代表する地震で、神戸などで大きな被害をもたらしました。
  • クローザーとは? 試合の終盤を任される投手で、特に重要な局面での投球が求められます。
  • 復刻ユニフォームとは? 過去のデザインを再現したユニフォームで、特別な試合等に用いられることがあります。

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