吉村選手は今シーズン、3軍戦での出場が主でしたが、阿部監督からの熱血指導を受けてその腕前を磨いています
吉村投手は、変則左腕として名乗りを上げており、阿部監督から約30分の指導を受けた後、「なかなか変則の左サイドはいないはず
武器をどんどん磨いていけたら」と語りました
彼は、現役時代の指揮官である阿部監督を苦しめた元中日・小林正人選手のような活躍を目指しています
ブルペンでの練習では、体をトルネードさせながら腕を振り、「投げやすい」と感じる体験を得たといいます
特に、カーブやチェンジアップの改良が進んでおり、チェンジアップを5本指から3本指に変更した結果、「縫い目に掛けられて抜ける感覚がある」と自主トレでの成果を実感しました
指揮官の阿部監督は、現役時代に変則左腕の小林正人と対戦しており、彼の対阿部通算打率はわずか1割4分8厘と凌ぎを削った関係にあります
吉村選手は今季2軍での出場は1試合のみでしたが、秋季キャンプでは若手主力と共にトレーニングを積んでおり、「どんどん挑戦し、教わったことを試したい」と8日の紅白戦に向けて気合を入れています
「左キラー」小林正人とは
小林正人は元中日の救援左腕で、通算293試合に登板し、167回1/3を投げました2006年にサイドスローに転向してからは、左打者への対戦が主となり、特に内角シュートと外角スライダーを駆使して「ワンポイント起用」という活躍をしていました
対阿部監督に関しては通算27打数で4安打、打率は1割4分8厘となっています
特に、2011年には阿部選手との対戦で3打数無安打、1三振を奪った試合を自身のベストピッチとしていることからも、左打者に対する彼の強さが伺えます
なお、通算被打率は右打者が0.339、左打者が0.189です
吉村選手の成長が期待される中、阿部監督からの直接指導は非常に貴重な体験となるでしょう。彼の持つ変則投法は、しっかりとしたトレーニングを重ねることでより進化する可能性を秘めています。また、左打者に対し効果的なピッチングスタイルが確立できれば、今後のシーズンでの活躍も楽しみです。
キーワード解説
- 変則左腕とは?:通常の投球フォームとは異なる手法で投げるピッチャーのことで、バッターにとっては打ちづらい特徴を持つことが多いです。
- ブルペンとは?:試合前や練習時にピッチャーが投球練習を行う場所で、特にストレートや変化球を確認するために使用されます。
- チェンジアップとは?:直球と異なる速度で投げるボールで、バッターのタイミングをずらすために使われます。

