阪神・近本光司選手、FA権行使せず残留を決断

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
プロ野球・阪神タイガースの近本光司外野手(31)が、11日に兵庫県西宮市の球団施設で取材に応じ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを明らかにしました

近本選手はこの決断の背景に、七年間プレーしてきた甲子園でのファンの応援を大切にしたいという思いがあると語りました

FA権行使の背景

国内FA権は、選手が一定の年数を経て獲得する権利で、自チームを離れ他球団と契約することも可能です

近本選手は交渉に約10時間を要し、その結果残留を選びました

自らの意志で残留を決めた背景には、野球人生の終盤での選択の重要性を感じていたとのことです

近本選手の成績

近本選手は兵庫・社高、関西学院大学を経て2019年に阪神に入団しました

彼は1年目に159安打を記録し、セ・リーグの新人選手シーズン最多安打を達成

また、盗塁王のタイトルも獲得しています

彼の通算成績は944試合で打率2割8分8厘、1093安打、200盗塁と非常に安定しており、タイトルも最多安打1回、盗塁王6回に及びます

ファンへの感謝と今後の展望

近本選手は、「甲子園でファンの方々の歓声を受けながらプレーすることが、野球の素晴らしさ」と語り、この環境で楽しく野球を続けていきたいとの意向を示しました

FA権を行使せずに残留する選択は、選手としてのキャリアだけでなく、チームやファンとの絆を重視する姿勢をうかがわせます

近本光司選手の残留は、選手としてのキャリアだけでなく、ファンとの関係も大切にするという彼の姿勢を示しています。長い時間を共にした甲子園で、引き続きプレーする道を選んだことで、地元のファンにとっては非常に喜ばしいニュースです。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)権とは?選手が一定期間チームに所属した後に、他のチームと契約できる権利のことです。
  • 盗塁王とは?シーズン中に最も多くの盗塁を記録した選手に贈られるタイトルです。
  • 新人選手シーズン最多安打とは?新入団の選手がシーズン中に記録した安打数で最も多い選手に与えられる称号です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。