オリックス・森陽樹投手、ドラフトでの指名がもたらす未来の可能性

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2025年11月13日、プロ野球ドラフトでオリックスから2位指名を受けた大阪桐蔭高校の森陽樹投手は、その右腕に高い期待が寄せられています

中学時代から最速143キロを投じる本格派投手として注目を浴びていましたが、高校入学後の3年間は期待されるパフォーマンスを必ずしも発揮できなかった印象があります

最終的には153キロを記録しましたが、彼の持てる力を最大限に発揮したとは言い難い状況でした

投球フォームとその影響

森投手は、最後の夏の大阪大会で3試合15回を投げ、18奪三振2失点という好成績を残しました

しかし、彼の投球フォームには崩れた部分が多く見られ、「物足りない」との声も上がっていました

今年の夏の最速は148キロで、試合を通じて140キロ台中盤を維持しましたが、ボールがスッポ抜けたり、明らかなボール球が目立ったりしました

フォーム改良の兆し

彼の最も良いフォームは、1年秋に見られました

この時、グラブを高く掲げ、軸足に体重をしっかりと乗せることで、投球動作を安定させていました

最後の夏には上下動がバラバラになったものの、それでも147~148キロを出せる潜在能力が伺えます

変化球の多様性

森投手の武器は、スライダー、カットボール、フォーク、カーブといった多彩な球種です

中特に130キロ台中盤のカットボールとフォークは、彼の大きな武器となっており、今後も投球の幅が広がることが期待されています

オリックスでの成長の可能性
オリックスが森投手を指名したのは幸運かもしれません

オリックスは過去に育成実績があり、特に山下 舜平大投手のケースが注目されます

山下投手もフォームが荒削りでしたが、オリックスの環境で育てられ、今では155キロ前後の速球を誇る選手へと成長しました

そうしたことから森投手もその期待を胸に入団することができたのは、運命的な出来事といえるでしょう

森陽樹投手の今後に寄せられる期待は大きい。オリックスの育成方針によって、彼の才能が開花することを願うファンは多く、若手選手の成長がチーム全体の強化に繋がることを期待されている。
キーワード解説

  • ドラフトとは?プロ野球選手を選ぶための会議。各球団が将来有望な選手を選択する。
  • 速球とは?ピッチャーが投げる球の中で最も速い球。一般的には140キロ以上のスピードを持つ。
  • 変化球とは?投球の際にボールの軌道を変える球。スライダーやカーブなどが該当する。

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