種市篤暉、腰痛でWBC辞退も新ルールへの準備を進める

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種市篤暉、WBCに向けた前日練習を無念の辞退

ロッテのエース、種市篤暉選手が14日、東京ドームで行われた『ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国』の前日練習に参加した

この練習は、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に備えたもので、種市は侍ジャパンチームに選出されたものの、11月3日に腰痛が原因で出場を辞退した

種市選手は腰の状態について、「徐々にこっちでは動けているので、そこまで心配なく来ているかなと思います」と述べ、リハビリや経過に明るい見通しを示した

一方で、「ピッチングは入っていないです

キャッチボールは普通にしています」と具体的なトレーニング方法も話しており、この日も軽いキャッチボールを行った

新技術、ピッチクロックとピッチコムの確認

この日の練習は、WBCで新たに導入されるピッチクロックとピッチコムについての確認が主目的だった

ピッチコムとは、投手が捕手とサインを交信するための通信機器で、実際に試した場合、「すごく面白いなと思ったのと、サインだけかなと思ったんですけど、サインプレーもできるみたいなので、ちょっと使ってみたいなと思いました」と興味を示した

一方、ピッチクロックは試合の進行をスムーズにするためのタイマーであり、投手がボールを投げるまでの時間を制限する

種市はこの導入に対し「リズムが狂うので、投げ急いでしまうので、一番難しいかなと思います

配球のこととか考えられなくなってしまうので、そこが難しいかなと思います」と懸念を表明した

種市選手のテンポと心構え

自身のピッチングスタイルについて、種市選手は「時間があるのと、テンポがいいのはちょっと違うのかなと思います」と語り、WBCでも持ち味の速い投球テンポを活かす自信を見せた

「僕、もともとテンポが早いのでそこまで気にしなくていいかなと思います」と言う通り、彼のピッチングスタイルは新ルールに適応できる可能性が高いと期待されている

取材・文=岩下雄太種市篤暉選手がWBCへの出場を辞退することは非常に残念ですが、彼の腰の状態が良くなることを願っています。また、新しい技術に対する理解を深めながら練習に取り組む姿勢には注目する必要があります。来年の大会に向けて、彼がどのように成長していくのか楽しみです。
キーワード解説

  • 種市篤暉とは?:プロ野球チーム・千葉ロッテマリーンズに所属する投手で、今回の侍ジャパンにも選出された注目の若手選手です。
  • WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とは?:国際的な野球トーナメントで、世界各国の野球代表が対戦する大会です。
  • ピッチクロックとは?:投手がボールを投げるまでの時間を制限するためのタイマーで、試合のスピードを上げる目的があります。
  • ピッチコムとは?:投手と捕手の間でサインを迅速に伝えるための通信機器で、戦略的なプレーを助けます。

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