岩田氏自身も1型糖尿病を患っており、現役時代からこの病気に対する啓発活動に取り組んでいます
特にこのイベントは、11月14日の「世界糖尿病デー」に合わせたもので、今年で3回目の開催となります
岩田氏は子どもたちとのミニゲームを通じて触れ合い、【「1型糖尿病でも何でもできる」というメッセージを伝えたい】と語りました
他にも、「なりたい自分になってもらいたい」と、参加した子どもたちの成長を願う気持ちを表明しました
また、イベントには特別ゲストとして、大阪医療センターの糖尿病・内分泌内科に所属する医師、石橋幹也さん(30歳)が参加しました
石橋さんは17年前、2008年に岩田氏が初めて開催した甲子園の試合に招待された子どもたちの中に含まれており、その時にプロ野球選手に会ったことが医療の道へ進む大きなきっかけとなったと言います
このイベントの重要さを話す岩田氏は、3年前の学会で石橋さんと再会したことが、今回の交流会につながったと振り返ります
彼は、地道な活動がこうした運命的な再会を生むことができると語り、参加者に帰ってくる場所を提供することへの感謝の意も示しました
今回のイベントは、1型糖尿病患者とその家族にとって非常に貴重な体験となったようです。岩田稔氏自身が病気を持っているからこそ、参加者との深い絆を感じながら行われたこの交流会は、ただのスポーツイベントにとどまらず、参加者に希望を与える場となりました。将来を見据えた医療の道へ進む石橋さんとの再会は、特に感動的でした。
キーワード解説
- 1型糖尿病とは?>インスリンが十分に分泌されないか、または体がインスリンをうまく使えなくなる病気です。血糖値が高くなるため、適切な管理が必要です。
- 啓発活動とは?>特定の問題について人々の理解を深め、その問題を解決するための行動を促す活動のことです。岩田氏の活動は、糖尿病に関する意識を高めることを目的としています。
- ミニゲームとは?>簡単なルールで行う小規模なゲームです。参加者が楽しみながらスポーツを体験できるよう工夫されています。

