阪神タイガースが新たな遊撃手デバニーと契約合意

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日本プロ野球の阪神タイガースが、メジャーリーグベースボール(MLB)のパイレーツから大型遊撃手カム・デバニー選手と契約合意に至ったとの報道が、現地時間11月16日に米ピッツバーグの日刊紙『Pittsburgh Post Gazette』から伝えられた

藤川球児監督体制において、チームの日本一を目指す阪神の猛虎は、この補強によりさらなる戦力向上を狙っている

デバニー選手の背景

28歳のデバニー選手は、MLBデビューを今年果たし、パイレーツで14試合に出場するも打率は.139にとどまった

しかし、マイナーリーグの3Aでは103試合に出場しており、打率は.266、20本塁打、OPS(出塁率と長打率の合計)は.846という成績を残した

OPSは選手の攻撃力を表す指標で、数値が高いほど優れた打者であることを示す

さらに、長打率は.493と高水準で、中距離打者としての素質を見せている

ポジションと守備力

デバニーは遊撃手としての主戦場に加え、二塁や三塁、さらには外野でもプレーするユーティリティー性がある

しかし、阪神には彼のポジションが固定できず、小幡竜平、木浪聖也、熊谷敬宥といった選手たちが併用されており、強力な助っ人による競争力強化が求められていた

期待される役割

藤川阪神は、デバニーの獲得により、チームの足りない部分を埋めると同時に、他の選手たちの成長にもつながることを期待している

なお、彼はバレル率(打球の質を示す指標)も14.2%を誇り、甲子園球場の右打者に有利な条件を考慮すれば、非常に戦力となる可能性を秘めている

移籍の背景
米メディアによると、パイレーツはデバニーの日本行きを後押ししており、彼がNPBでプレーすることで得られる収入と競争環境に期待を寄せている

デバニーにとって、日本球界は昇格の可能性が低いマイナーリーグよりも魅力的なオプションと位置づけられている

今後、デバニーが藤川阪神でどのようなパフォーマンスを見せるのか、続報に注目が集まる

阪神タイガースは、多くの選手がポジションを固定できず苦しむ中、メジャーリーガーのデバニー選手を獲得しました。彼の多才な守備と打撃力が、チームの戦力向上にどう寄与するのかが楽しみです。
キーワード解説

  • カム・デバニーとは? 大きな体格を持つ遊撃手で、パイレーツへ所属経験のある選手。
  • OPSとは? 出塁率と長打率を足し算した値で、選手の攻撃力を示す指標。
  • バレル率とは? 打球の質を測る指標で、良い打球をどれだけ打ったかを示す。

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