西武ライオンズ、海外戦略を発表 – 国際的な人材発掘と育成に注力

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プロ野球・西武ライオンズは2025年11月20日、同球団の「西武ライオンズ海外戦略」を新たに策定し、その具体的な取り組みを発表しました

これにより、海外選手の獲得における戦力強化や育成体制の拡充が目指されることとなります

海外戦略の主な取り組み

今回の海外戦略は3つの主要な取り組みから成り立っています

1. 佐賀アジアドリームズとの業務提携

独立リーグ球団「佐賀アジアドリームズ」との業務提携が締結され、アジア各国とのネットワークを拡大することが期待されています

この提携により、アジア地域の有望な選手情報やスカウティングに関する協力が進むとされています

2. アブレイユ氏との国際スカウト契約

西武ライオンズは2014年に在籍していたアブナー・アブレイユ氏との国際スカウト業務の契約を結びました

この契約により、ドミニカ共和国を中心とした中南米地域でのスカウティングを強化する方針です

3. NPB初のスロベニア・ウガンダ選手との契約

NPB球団として初となる外国籍選手としてスロベニア出身のカルロス・トーバー選手、ウガンダ出身のチャッゼ・フレッド投手、イサビレ・ムサ・アゼッド投手との育成選手契約が締結されたことが発表されました

球団の意向と今後の展開

球団本部長の広池浩司氏は「中南米のみならず、ヨーロッパやアフリカ、アジアなど世界各地で野球の競技人口が拡大しており、潜在的に高い能力を持つ選手が台頭しています

本戦略を通じて、国や地域を問わず有望な選手を発掘し、育成していくことで、日本の野球界全体に貢献していきます」とコメントを発表しました

新たに契約した3選手のプロフィール

選手名 生年月日 身長・体重 出身 ポジション 投・打 背番号
カルロス・トーバー 2003年8月26日 187cm・79kg スロベニア共和国 内野手 右投・右打 143
チャッゼ・フレッド 2002年11月24日 188cm・76kg ウガンダ共和国 投手 右投・両打 142
イサビレ・ムサ・アゼッド 2005年7月27日 180cm・73kg ウガンダ共和国 投手 右投・右打 141
西武ライオンズの新たな海外戦略は、グローバルな人材発掘を強化するだけでなく、日本の野球の発展にも寄与することが期待されます。特に新たに契約したスロベニアやウガンダの選手たちが、NPBでどのように成長していくのか注目です。
キーワード解説

  • スカウティングとは?選手の才能や能力を見極めるために、観察・評価を行うことを指します。
  • 育成選手契約とは?主に若い選手を対象に、将来のチームやリーグで活躍できるよう育成するための契約です。

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