ソフトバンクの牧原大、育成出身選手初のゴールデングラブ賞受賞

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2025年11月27日、東京都内で行われた「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式にて、福岡ソフトバンクホークスの内野手、牧原大成(33)がプロ15年目で初受賞を果たしました

この受賞は球団としては12年ぶりとなり、育成出身選手としてはNPB史上初の快挙です

牧原選手は、育成ドラフト5位で2010年に入団し、同期には巨人の甲斐選手や米メッツの千賀選手がいます

甲斐選手と千賀選手は既にゴールデングラブ賞を受賞しており、牧原選手は「彼らから祝福されないのは、しょせんその程度の仲」という自虐的な発言をしつつ、彼らをイジる一幕も見られました

今季の牧原選手は、首位打者、ベストナインに続く三冠を達成し、二塁手以外にも中堅や左翼、右翼での出場も果たしました

守備に関しては、同部門での受賞は本多雄一コーチ以来13年ぶりのことです

また、本多コーチは11年から2年連続で受賞しており、牧原選手は「すべてのノックを受け続けてきた」と冗談交じりに本多コーチを思い出し、これまでの努力を振り返りました

ゴールデングラブ賞のトロフィーは、協賛会社が特別に製作したもので、育成選手としての成功を象徴する一品です

多くの選手がこのトロフィーを飾る中、牧原選手は「自主トレのノックで使おうかな」と語り、ユーモアを交えて笑いを誘いました

来季についても、二塁手としての役割を果たしつつ、必要に応じて外野守備もこなすことでチーム勝利に貢献したいと述べています

年齢と共に体力の衰えも心配される中、牧原選手は「自分の守備範囲だけはしっかり守ろうという意識は強くなっている」と語り、気を引き締める姿勢を示しました

牧原大選手のゴールデングラブ賞受賞は、育成出身というチャレンジングな背景を持つ選手にとって非常に励みとなるニュースです。特に、彼が15年かけてつかんだ栄光は、長い時間をかけて努力を続ける重要性を教えてくれます。今後の彼の活躍にも期待が高まります。
キーワード解説

  • ゴールデングラブ賞とは?:プロ野球における優れた守備力を持つ選手に贈られる賞です。毎年、各ポジションごとに選ばれ、ファン投票や選手の成績が基準になっています。
  • 育成選手とは?:育成選手とは、プロ野球チームが主に若手選手を育成するために契約する選手のことを指します。育成枠から支配下選手として昇格する選手も多く、成長のチャンスを与えられています。
  • 三冠とは?:三冠とは、打者部門での成績において、首位打者、最高出塁率、最高長打率の3つのタイトルを同時に獲得することを指します。特に難易度が高く、非常に高い実力が求められます。

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