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ヤクルトの新星下川隼佑、春季キャンプ1軍メンバーへ抜擢

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プロ野球(NPB)のイースタン・リーグに参戦中のオイシックスから、育成ドラフトで3位指名を受けてヤクルトに加入した右アンダースローの下川隼佑投手(24)が、2025年2月に行われる春季キャンプの1軍メンバーに選ばれた

この抜擢は彼にとって大きなチャンスであり、「育成選手としての位置から少しでも上に上がりたい」と意気込みを見せている

下川投手は神奈川・湘南工科大付高から神奈川工大を経てオイシックスに参加

昨シーズンは先発と救援の両方で計40試合に登板し、112回を投げて4勝8敗、防御率は3.86だった

また、リーグ最多の102奪三振を達成するなど、その実力を示した

ヤクルトの高津監督は、「1軍にはいないタイプの投手で、ぜひ見てみたい」とコメント

新人であるが、下川には豊富な経験があるため、1軍での活躍が期待されている

下川投手の最高球速は137キロであり、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームといった多彩な変化球を駆使する

彼の投球スタイルは、かつて西武ライオンズで活躍した下手投げの牧田和久投手を彷彿とさせる

担当スカウトの丸山泰嗣氏は、「下川の球威を生かした投球ができるタイプで、特徴が豊かで希少価値も高い」と高く評価している

また、下川は「オイシックスでの経験は他の新人にはないアドバンテージ」と語り、自身の成長を確信している

昨季からオイシックスとくふうハヤテが2軍に参戦し、この2チームから下川を含む2名がドラフト指名を受け、NPBの球団に加入

彼は「自分の活躍を通じて、オイシックスやくふうハヤテの選手が選ばれやすくなるように努めたい」と語り、後進に道を切り開く役割も果たしていく考えを示している

下川投手の春季キャンプ1軍メンバーへの抜擢は、彼のこれまでの努力の成果が実を結んだ結果と言える。特に、アンダースローという少ないタイプの投手であることから、彼の成功は新たな道を開く可能性を秘めている。今後の活躍が期待される。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは? 育成ドラフトは、プロ野球の選手を育成するための特別なドラフトで、主に若い選手や元プロ選手などが対象となります。
  • アンダースローとは? アンダースローは、投手がボールを投げる際に、腕を肩の高さよりも低く下げて投げるスタイルのことです。この投げ方は独特な軌道を生むため、打者にとっては打ちにくい特徴があります。
  • 奪三振とは? 奪三振は、投手が打者を三振に打ち取る回数を示す指標で、投手の実力を測る重要な要素です。

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