ロッテ・八木彬、新シーズンに向けたトレーニングと投球スタイルの転機

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ロッテ・八木彬、新たな挑戦へ向けたシーズンオフの取り組み

千葉ロッテマリーンズの八木彬投手(プロフィール写真:撮影=岩下雄太)は、2025シーズンに向け、自己最多となる27試合に登板し、5ホールドを記録したが、防御率は5.96と満足のいくものではなかった

八木投手はこの成績を受け、無失点の登板があった一方で、1試合で大量失点を喫することが多かったことが悔やまれる結果だった

来季に向けて、八木選手はシーズンオフに体力強化に重点を置いて取り組んできた

シーズンオフの自主トレーニングの内容

八木は自身の自主トレーニングについて「ランニングや体幹トレーニング、ウエイトトレーニングなど、全体的に負荷を高めて取り組んでいた」と述べている

”体幹”とは、体の中心部分を指し、ここを鍛えることで投球時の安定性や力強さを向上させることができる

特に、昨シーズンは先発投手としてもファーム登板していたため、スタミナをつける必要性を感じていたという

新たな投球スタイルの模索

今シーズンはツーシーム主体の投球を始めている八木

しかし、シーズン中にコースを狙う精度に課題が残ったと振り返り、「ピッチャーからラインを出せるような投球を目指している」と意気込む

投球技術の向上にも努めており、特にコントロールの向上を目指していると語った

実戦での成績と振り返り

2月16日の楽天モンキーズ戦での初実戦では、1回・14球を無安打、2奪三振の好投を見せるなど、良いスタートを切った

しかし、その後のオープン戦では失点が続き、特に3月のソフトバンク戦では2回3失点を記録

これには「点は取られたが、たまたま抑えられただけだ」と反省の弁を述べ、技術向上への意欲を示した

新たな武器の習得

4月からはストレートを再び投げるようになった理由を「ツーシームを投げすぎて体が開いていた」と明かした

ストレートの強化により、ツーシームの威力も増すとの考え方を示し、今後のトレーニングにも意欲を見せた

シーズン中には4試合連続無失点を記録するなど、調子を上げてきている

八木の意気込みはますます強く、来季の活躍を期待させる内容となっている

シーズンオフの充実したトレーニングが八木投手にどのような影響を与えるのか、ファンへの期待が高まる

八木投手は今季、さらなる向上を目指してシーズンオフに様々なトレーニングに取り組んでいます。特に、ツーシームの強化や体幹トレーニングが効果を上げているようで、将来的には一軍での貴重な戦力になることが期待されています。投球スタイルを改善し、課題克服に取り組む姿勢は多くのファンに勇気を与えることでしょう。
キーワード解説

  • ツーシームとは?: ツーシームは、投球時にボールに回転をかけ、横方向に曲がるように投げる変化球の一つで、打者にとっては非常に打ちにくい球とされています。
  • 体幹とは?: 体幹は、腰やお腹の周りにある筋肉群を指し、体全体のバランスや力の伝達に重要な役割を持っています。これが強化されることで投球力が向上します。

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