日本プロ野球選手会が新体制を発表、近藤健介選手が新会長に就任

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2025年12月8日、大阪市で開かれた日本プロ野球選手会の定期大会において、新会長としてソフトバンクの近藤健介選手(32歳)が選出されて承認されました

近藤選手は、前会長の広島の会沢翼選手(37歳)の退任を受けて、新たに任期1年を務めることになります

今回の大会では、選手会の組織体制にも大きな変更がありました

新たに専任の副会長が2人設置され、従来各球団の選手会長が兼任していた体制から脱却することで、選手会の交渉力をより一層強化する狙いがあります

副会長には西武の源田壮亮内野手(32歳)と、巨人の松本剛外野手(32歳)が選出されました

近藤新会長は、選手たちが主体的に選手の意見を交渉の前面に立たせることに意欲を示し、「選手が表に立ってしっかりと選手の意見を交渉していく

3人でいいプロ野球になるように努めていきたい」と所信表明を述べました

今後の重点課題としては、FA権取得期間の短縮を求める保留制度問題や、選手に対する誹謗中傷への対策、さらには審判員の待遇改善が挙げられています

執行部の3人は、NPB(日本野球機構)との協議や交渉において主体的に活動する機会を増やしていく考えです

森事務局長は、「調整は事務方が、労使交渉は選手が出席して意見を伝える

住み分けがあってもいい」と述べ、選手主体の体制移行を目指しています

また、一般社団法人選手会の理事長も交代し、巨人の丸佳浩外野手(36歳)から広島の大瀬良大地投手(34歳)にバトンタッチが承認されました

選手会の新体制が発表され、近藤選手が会長に就任することで、選手たちの意見がより強く反映されることが期待されます。特に、FA権の取得期間の短縮や選手の待遇改善に向けた具体的なアクションがどのように進められるのか、今後の展開に注目が集まります。
キーワード解説

  • 新会長とは?新たに選出された会長のことを指します。選手団体の代表として、選手たちの意見をまとめて交渉を行います。
  • FA権とは?フリーエージェント権のことを指し、一定期間契約満了した選手が他の球団と自由に契約できる権利です。
  • 選手会とは?選手たちが集まり、共同で自らの権利を守り、改善を目指すために形成された団体です。
  • 誹謗中傷とは?他人を中傷または侮辱することを指し、特にSNSなどで問題視されています。
  • 審判員とは?試合中、ルールを守っているかを確認するために存在する裁判官の役割を果たす人たちです。

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