阪神タイガースが育成2位で指名した新星・山崎照英選手の成長物語

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育成2位で阪神から指名された山崎照英選手、その野球人生の軌跡

2025年12月13日、プロ野球ドラフト会議において阪神タイガースから育成2位指名を受けたのは、関西独立リーグ・兵庫ブレイバーズから移籍した外野手の山崎照英選手(23歳)である

この記事では、彼の幼少期からプロに至るまでの経歴を振り返り、その才能の背景を紹介する

幼少期の俊足と進路の悩み

山崎照英選手は、兵庫県で生まれ育ち、「照らす人であってほしい」との願いが込められた名前を持つ

彼は保育園のかけっこで毎回1位を獲り、小学時代はリレーの代表に選ばれるなど、幼少期からその俊足を発揮していた

山崎選手は、他の子どもたちと遊ぶ中で負けた時の悔しさを感じ、それが自らの足を速くする原動力となったという

母親の言葉によれば、特に何かの練習をしていたわけではなく、「負けず嫌い」が大きな要因だったとのことだ

高校での挫折と新たな転機

しかし、野球人生は順調ではなかった

高校3年時の独自大会では敗退し、進路に悩んでいた山崎選手は、料理に興味を持ち、大阪の調理師専門学校への進学を考えていた

実際に料理の道を進もうとしていた彼の人生に大きな転機が訪れたのは、関西独立リーグの兵庫ブレイバーズからのスカウトであった

両親の勧めもあり、彼は野球を続けることを決断する

プロ入り後の成長と成果

プロ入りした兵庫ブレイバーズでは、すぐに花を咲かせるわけではなかったが、山川和大監督は彼を注目していた

特に彼の俊足は魅力的で、2年目には盗塁の自信を持てずにいたが、3年目のオフにはソフトバンクの周東選手に自主トレを受け、彼の姿勢に影響を受けた

これをきっかけに、山崎選手は練習に対する姿勢を改め、4年目には盗塁数を大きく伸ばし、関西独立リーグの盗塁王に輝いた

夢のドラフト指名への道
5年目には「だめだったら引退」と家族に話すほど追い詰められていたが、充実した練習の結果、彼はドラフト前にスカウトの目に留まり、ついに夢の阪神から指名を受ける

将来の目標として「周東選手を超えたい」と語り、次代のスター選手への道を進んでいる

山崎照英のアラカルト
生年月日: 2002年12月1日(23歳)
出身: 長崎県
投打: 右投げ左打ち
サイズ: 174cm、67kg
50m走: 5秒8
遠投: 100m
家族構成: 両親、兄、姉、妹
球歴: 小学2年からソフトボールを始め、中学で軟式野球

高校は九州文化学園

特技: 野球、走ること
趣味: サイクリング
好きな食べ物: 母のカレーライス
山崎照英選手の野球人生は、彼の輝かしい才能を示すものであり、途中の進路変更や試練を乗り越えたことが彼の成長につながっている。特に、独立リーグからプロ入りするまでの葛藤は、将来の選手にとっての希望の象徴でもある。今後の活躍が楽しみだ。
キーワード解説

  • 育成ドラフトとは?: プロ野球において、育成選手として指名される選手のことを指し、主に将来の戦力を見越して育成する目的で選ばれる。
  • 盗塁王とは?: シーズン中、最も多くの盗塁を成功させた選手に与えられるタイトルで、俊足の選手にとって特に名誉ある称号の一つである。
  • 関西独立リーグとは?: プロ野球の1つで、関西地方を中心とした地域リーグであり、大学や社会人からのプロ入りを目指す選手たちが多く所属している。

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