広島・床田寛樹投手、新球「スイーパー」の習得に取り組む

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広島東洋カープの床田寛樹投手(29)が、2025年のプロ野球シーズンに向けて新球「スイーパー」の習得に意欲を見せています

25日には、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で行われた選手会の合同自主トレに参加し、キャッチボールを通じてその感触を確かめました

新球の挑戦とその背景

床田投手は、今シーズンに開幕投手として初めて名乗りを上げ、キャリアハイを目指しています

彼は特に直球の精度を高めることに注力しており、「真横にブイーッと曲がる」新しい変化球の習得が、その目標達成に向けて重要であると考えています

新球「スイーパー」は、床田投手が自宅で思いついたもので、寝る前にボールの握り方を試行錯誤した結果生まれました

合同自主トレーニング中にそのアイデアを思い出し、練習を開始しました

スイーパーの特徴と投げ方

床田投手は「ツーシームの握り」を基本に、球速を抑えるために親指の位置を少し動かし、腕を真上から振るイメージで投げることを説明しました

この方法で投げたスイーパーは、従来のスライダーの球速125キロ前後に対して約120キロ前後で「真横に結構ブイーッと曲がった」とのことです

彼は、打者に異なる軌道を印象づけるため、状況に応じて球種を使い分けられるようになることを目指しています

これは、スイーパーが従来のスライダーとは異なる変化を持つため、打者にとっての対応が難しくなる可能性があるからです

シーズンへの期待

床田投手は、昨季の直球の平均球速143キロを今季には「2キロぐらい上げたい」と話し、筋力トレーニングにも力を入れています

直球が進化すれば、変化球の効果も増すと考えており、勝ち星を意識する姿势を見せています

「イニングは投げられるだけ投げ、勝てるだけ勝ちたい

一番は負けを減らしたい」と床田投手は語り、チームの勝利に貢献する意気込みを示しました

特に、昨季は「ツーシーム」や「カットボール」を多用し、今季は「カーブ」や「スライダー」を増やす方針で、さらに新球「スイーパー」が加わることで、より多彩な投球が期待されます

床田投手が新球「スイーパー」に挑戦する姿勢は、彼の成長と取り組みの一環として非常に面白いです。新しい変化球を投げることで、彼の投球スタイルがどのように進化するのか楽しみです。このような独自の技術をフルに活用することで、打者にとってはより難易度の高い投球を楽しむことができるでしょう。
キーワード解説

  • スイーパーとは?新球の一種で、横に大きく曲がる変化球。直球よりもゆっくりとした速度で投げるのが特徴です。
  • ツーシームとは?ボールの縫い目に沿った特定の握り方で投げる球。その特徴は、横方向にブレる変化があることです。
  • カットボールとは?速球のバリエーションの一つで、通常のストレートよりも右に滑るように変化します。

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