最年長の25歳で、ドラフト6位で指名された立松由宇内野手(日本生命)は、トレーニングを通じて「体重も無事に増え、少し成長したのではないか」と手応えを感じているようです
来る2月1日からの春季キャンプでは、ドラフト1位指名を受けた西川史礁外野手(青学大)や、同2位の宮崎竜成内野手(ヤマハ)と共に、1軍で沖縄・石垣島からのスタートが決まっています
立松選手は内野手として登録されていますが、吉井理人監督からはキャンプにおいて捕手の練習を重点的に行う方針が示されています
立松自身もその方針を理解し、「与えられたポジションを全うするだけ
怪我なく最後まで1軍キャンプに残れれば」と真剣な表情で語りました
立松選手は、社会人2年目までは正捕手を務めており、立正大学時代にはシダックスで著名な指導者である野村克也氏の教えを受けた坂田精二郎監督から捕手としての心得を学び、大変な影響を受けてきたと言います
特に、野村氏の著書『野村のノート』を愛読していることから、捕手としての意識が非常に強いことが伺えます
中日からドラフト4位で指名された石伊雄太捕手の加入に伴い、立松選手はファーストにコンバートされましたが、「自分がキャッチャーで戦っていた場合、あの時の彼に負けていたと思うぐらい素晴らしいキャッチャーだった」と彼への敬意を表しました
立松選手は、この経験が自身の成長に繋がっていると前向きに捉えています
春季キャンプでは、3年ぶりに捕手練習に本格的に取り組む予定で、「キャッチングの感覚はまだ残っているが、最も不安なのはブロッキング
変化球にどういう体勢で入ればいいかの感覚は忘れてしまっているので、キャンプで一生懸命に鍛えたい」と意気込みを語りました
立松選手は「大好きな球団で大好きな野球ができているので、疲れは幸せ」と笑顔を見せました
今回の立松選手の再挑戦は、彼が捕手としての基本を再確認する良い機会となるでしょう。かつての経験を活かしながら、新しい役割に挑む姿勢は、多くの期待を寄せられています。彼が持つポテンシャルを発揮し、1軍の舞台で活躍する姿を期待したいです。
キーワード解説
- 合同自主トレとは?:チームの選手が一堂に会して行うトレーニングのことで、一体感を高める目的があります。
- キャッチャーとは?:野球のポジションの一つで、主に投手からの球を受け取る役割を持つ選手です。
- ブロッキングとは?:キャッチャーが投球を受け止める際に、体を使ってボールを防ぐ技術を指します。

